1: 蚤の市 ★ bZ9CGQSj9 2025-10-17 07:07:00 自民党と日本維新の会が連立政権樹立に向けた政策協議に入ったことで、立憲民主党が狙った首相指名選挙での政権交代という「夢」は事実上ついえた。(略) 「冗談」から一気に走る 立民の野田佳彦代表は16日の党会合で、自民と維新の協議入りを受け、同日予定していた立民と維新の幹事長・国対委員長会談は中止になったと報告した。さらに、野田氏は維新と国民民主は立民と政権を組んだ方が多くの政策実現ができるとして「これからも諦めず、党首会談ができるチャンスをつかんでいきたい」と語った。 立民は次期衆院選での政権交代を掲げていた。だが、公明の連立離脱を踏まえ、首相指名選挙を使った政局を仕掛けた。野党候補を一本化できれば自民の高市早苗総裁への得票を上回り、政権を奪える可能性があったからだ。立民は国民民主の玉木雄一郎代表を有力候補として持ち上げた。 そもそも玉木氏を野党統一候補に担ぐ構想は、ある「冗談」から一気に広がった。維新の遠藤敬国対委員長が7日の野党国対委員長会談で、首相指名選挙での玉木氏への投票を笑いながら提案した。立民はこれを維新側のサインと受け止め、「玉木首相」実現に前のめりになったとみられる。 一定の譲歩も…つれなかった玉木氏 当の玉木氏は安全保障やエネルギー政策などの基本政策での一致を条件に挙げ、維新も立民と国民民主が合意した場合、連携する姿勢を示していた。このため、野田氏は15日の党首会談で、一定の譲歩を見せたが、玉木氏は「隔たりがある」とつれなかった。そして、自民と維新が政策協議に入ったことで、統一候補への投票は難しくなった。 立民の安住淳幹事長は16日、公明の西田実仁幹事長と会談したが、新たな連携を模索する狙いがあったとみられる。 「みんな高みの見物。本気でやっているのは自民の高市早苗総裁と、うちの野田代表だけだ」。安住氏は周囲にこう漏らし、「数合わせ」の結末にため息をついた。 一方、玉木氏も同日、産経新聞のインタビューで立維国3党の協議について「一応」継続するとしたものの、トーンダウンした。むしろ将来的に自民と維新の枠組みに加わる可能性に含みを持たせた。政策ごとに与党や他の野党との連携を模索していく構えだ。(千田恒弥) 産経新聞 2025/10/16 21:50…