マンCはCL連勝ならず…ハーランド2発もモナコが土壇場PKで追い付く、南野拓実は出番なし チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第2節が10月1日に行われ、モナコ(フランス)とマンチェスター・シティ(イングランド)が対戦した。 日本代表FW南野拓実が欧州屈指の名門に挑む。3シーズン連続のCL参戦となったモナコだが、今大会の初戦はクラブ・ブルッヘ(ベルギー)に1-4と惨敗。初勝利を目指す今節は、名将ジョゼップ・グアルディオラ監督が率い、各国の代表選手が集うマンチェスター・シティをホームに迎える。初戦では退場者を出した昨シーズンのセリエA覇者ナポリに2-0と完封勝利を収め、3シーズンぶりの欧州制覇へ好スタートを切った。 モナコはアンス・ファティやマグネス・アクリウシェ、フォラリン・バログンらがスタメンに名を連ねた一方で、南野はベンチスタートに。一方のマンチェスター・シティはロドリやフィル・フォーデン、アーリング・ハーランドが先発出場している。 序盤からポゼッションで上回るマンチェスター・シティは15分に先制に成功。モナコを押し込んだ状態でボールを回しつつ、ヨシュコ・グヴァルディオールが一瞬の隙を突いて相手DFラインの背後へ浮き球を送ると、抜け出したハーランドがGKの頭上を抜くシュートを沈める。しかし、モナコもすぐさま反撃に出る。失点からわずか3分後、ボックス手前やや左寄りの位置でボールを受けたジョルダン・ティーゼが豪快なミドルシュートをゴール左上隅に突き刺した。 その後はマンチェスター・シティが押し気味に試合を進め、33分にタイアニ・ラインデルスからの縦パスを引き出したフォーデンがクロスバー直撃の際どいシュートを放つ。攻勢を強める中で迎えた44分、ボックス内への抜け出しで起点を作ったフォーデンが左サイドの高い位置を取ったニコ・オライリーへ展開し、左足の柔らかいクロスからハーランドが打点の高いヘディングシュートを叩き込んだ。前半は1-2で終了する。 後半の立ち上がりは1点を追うモナコがゴールに迫るシーンを増やす。59分にはバログンが起点を作ったところからボックス内右のアクリウシェにボールが渡ったが、至近距離からのシュートはGKドンナルンマのスーパーセーブに阻まれる。一方のマンチェスター・シティは73分、左サイドのスペースに抜け出したサヴィーニョがタメを作り、マイナスのパスを受けたラインデルスがキックフェイントから左足を振り抜いたが、強烈なシュートはクロスバーを叩いた。 互いにチャンスを活かせず時計の針が進み、試合は最終盤へ突入。迎えた85分、モナコが敵陣でFKを獲得すると、柔らかいクロスに飛び込んだエリック・ダイアーの顔面にニコ・ゴンサレスの足が入る。VARのオンフィールドレビューが行われた結果、モナコにPKが与えられ、これをダイアーが自ら沈めて試合を振り出しに戻した。試合はこのまま2-2で終了。南野に出番は訪れなかった。 次節、モナコは22日にホームでトッテナム・ホットスパー(イングランド)と、マンチェスター・シティは21日にアウェイでビジャレアル(スペイン)が対戦する。【スコア】モナコ 2-2 マンチェスター・シティ【得点者】0-1 15分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)1-1 18分 ジョルダン・ティーゼ(モナコ)1-2 44分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)2-2 90分 エリック・ダイアー(PK/モナコ)【ハーランドとタキ】AS Monaco 南野拓実 1654…