「この生活を続けたら主人は死ぬ」広島カープ3連覇の監督“壮絶だった”仕事量―選手時代よりも激務ですか。はい、間違いなくそう思います。たとえば試合があった日、23時に帰宅したとします。そのあと夜ご飯を7分くらいで食べて、お風呂に入ってから部屋に籠もるんです。その日の試合の反省、カープ全選手の状態、12球団のデータ、次の対戦相手の研究まで。明け方4時、5時まで部屋の電気がついていることも珍しくなかった。で、9時頃に起きたらすぐ球場へ。いつ寝てるんだろうと、心配で……。―タバコ、コーヒーの摂取も相当量だったと記事で読んだことがあります。緒方 はい、いつも灰皿は山積みでした。だからこそ、わたしも全力でサポートできたのだと思います。主人の仕事にかける姿勢。それは鬼気迫るものがありました。“野球の人”として、心から尊敬できました。子育てはいっさい手伝わなかったけど……そこまで身を削っていたら仕方ないですよね。これだけ野球に打ち込んだうえに家のことまでやっていたら、この人絶対に病んでしまうなって。ただ主人なりに、監督時代も家族に対する気遣いはありました。先ほど明け方まで部屋に籠もるって言いましたけど、いつも少しだけドアが開いてたんです。「皆さん、何かあれば声かけてください」って感じで。(全文はリンク先) ・緒方監督は、黒田に対してもベンチから配球の指示を出していたらしいですね。選手個々の力だけに頼らず、寝る間を惜しんでデータを集めて、緻密な野球を指示する。凄いと思います。・だから、広島カープは3連覇達成を出来たんです。努力は裏切りません。それを陰で支えた奥様はご立派だと思います。…