NTT東日本傘下でDXを活用したキャンプ場運営などを手掛けるNTT Landscape(東京都新宿区)は9月18日、山梨県の山中湖村に「LScamp山中湖」を10月1日に開業すると発表した。XR(クロスリアリティー)技術や子供向けスマートウォッチ、ドローンによる害獣対策などを導入し、ファミリー向けの「スマートキャンプ場」をうたう。 キャンプ場内は全エリアでWi-Fi接続が可能。小学生以下の子供には、チェックイン時にスマートウォッチを貸し出す。GPSで位置情報を把握でき、キャンプ場の外に出てしまった場合も居場所を特定できる仕組みだ。NTTドコモが提供するデバイス「キッズケータイコンパクト」と、位置情報サービス「イマドコサーチ」を活用する。 この他小学生向けには、マインクラフト上に再現したキャンプ場と実際のキャンプ場を舞台に、リアルとデジタルを連動させたイベント「XR宝探しゲーム」も実施。「ゲームやプログラミングを起点に、自然の中で身体を動かすきっかけを提供する」としている。 施設内では、NTT e-Drone Technologyが提供するドローンにより、鳥獣対策も実施する。カラスや鹿、猪などが嫌うレーザーを照射するドローンを定期的に飛行させ、ごみ荒らしや糞害を防ぐ。 この他、スマートホーム機能を搭載したトレーラーハウスも試験的に導入する。音声操作で空調や照明、カーテンを制御できるほか、プロジェクターと照明が連動する没入型の映像体験も可能という。また、スマートフォンで注文した薪や地場産品を、電動モビリティで各サイトに届けるデリバリーサービスの実証も実施する。 ttps://www.itmedia.co.jp/news/articles/2509/19/news117.html…