転載元: それでも動く名無し 2025/09/19(金) 20:24:55.45 ID:LdJCi+PF0 資本関係のない副代理店にまで訪問する鈴木修。上場する超大手部品会社にも、足を運ぶ。さすがに工場監査までは行わないものの、次のようなエピソードがある。 その部品メーカーには、門をくぐった事務棟の前に大きな噴水があった。応接室で鈴木修は、部品メーカー社長に「立派な噴水ですなぁ。○○(会社名)さんのような大手さんは、やはり違います」などと褒め言葉を投げた後、すかさず言った。 「ところで、スズキ向けの部品を作っている間、あの噴水を止めてください。電気代が浮きますから、その分、部品の値段を負けていただけませんかね」、と。 部品メーカー社長は、度肝を抜かれてしまう。以来、鈴木修の訪問を受ける度、この会社では噴水を止め、さらに事務棟も工場も、電灯やエアコンをできる限り消している。暗くして鈴木修が去るのを、みんなでじっと待っていたそうだ。 やはり上場している、大手部品メーカーの役員は、2005年にこんなことを話していた。 「ホンダは、『多少高くてもいいから、新しい技術を入れてくれ』と言ってきます。対するスズキは、『新しい技術はいらないから、安くしてくれ』と要求してきます。既に他社に供している部品なら、安い上に品質も安定しているわけで、スズキは欲しがります」…