「権力には序列ある」 李在明大統領発言が波紋、専門家ら懸念表明「三権分立に序列なし」「非常に危険な違憲的発想」(朝鮮日報) 李在明(イ・ジェミョン)大統領が9月11日の就任100日記者会見で行った「権力には序列がある」という発言が、論争を呼んでいる。李大統領は、内乱特別裁判部の設置は違憲ではないとし、国会のような「直接選出権力」が「間接選出権力」である司法府より優位にあるという趣旨の発言を行った。この発言は学界や法曹界にも波紋を広げており、学者や法曹関係者は懸念を表明した。 宋虎根(ソン・ホグン)翰林大学碩座(せきざ)教授=寄付金によって研究活動を行えるように大学の指定を受けた教授=は12日、本紙の取材に対して「選出権力が優先というのは、三権分立という民主主義の基本原則に背く」「司法府も国民主権から権力を委任されて同等の資格を持っており、三つの権力機関に優劣はなく、それでこそけん制と均衡が成立する」と述べ、さらに「行政府(大統領)と立法府が直接選出された機関だからといって司法府を下位機関と見なすのは危険であり、反民主主義的な視線」「選出されたからと、権力を恣意(しい)的に、無限定の行使をしたら『選出独裁』になる」と指摘した。 黄道洙(ファン・ドス)建国大学法学専門大学院教授は「韓国憲法はもちろん他のどの法律にも、選出された権力が司法府より優先という規定はない」として「にもかかわらず権力序列を分けるのは、非常に危険な違憲的発想」と語った。 (中略) 李大統領は今回、「司法府は立法府が設定した構造の中で憲法と良心に従って判断するものであり、司法府の構造は司法府が思い通りに決めるものではない」とも発言した。これに対し、ある大法官(最高裁判事)経験者は「『法の支配』というものは、形式的に立法府が通過させた法律に基づいて支配するというものではない」「『法の支配』における『法』とは、憲法の精神を指すものだ」とし、さらに「国会で通過しさえすればひとまず実定法としては成立するだろうが、憲法の精神を具現する法でないなら真の『法の支配』ではない。今、与党が推進している各種の法案には、そういうものがある」と指摘した。 (引用ここまで) イ・ジェミョン大統領が就任100日演説で、国会が求めている内乱特別裁判所設置について「違憲ではない」と述べたのですね。 その際に「三権分立とはいうが、権力には序列がある」と言い出しまして。 裁判所、司法は国民に選ばれていないので国会、行政よりも下だと言い出したのですよ。 んー、イ・ジェミョンは小学校卒業後に少年工として働きに出てまして、その傍らで中卒認定試験、高卒認定試験を受けて合格しています。 で、大学の法学部に奨学金を受けて入学したわけです。 つまり、一般的な常識は小学校卒業のレベルで終わっているのですよ。 その後、いきなり大学に入って一般教養から法学部の教育を受けたわけで。 中学、高校レベルの知識に欠けている部分があるんですよね。これは嫌味でもなんでもなく、事実として。 なのでホテル経済論とか高らかに語っちゃうんですね。 ホテル経済論の時は経済学者から「輸入があったら循環しなくなる」、「貯蓄に廻っても循環しなくなる」と常識レベルのお話でぶん殴られてましたが。 今回も同様に法学者から「えーっと、イ君は憲法読んだことあるかな?」くらいの勢いでぶん殴られています。 李在明大統領「権力には序列ある」 三権分立に背く発言に文炯培・前憲法裁判所長権限代行「憲法を一度お読みください」(朝鮮日報) まあでも、立法府と行政府が司法に優越するなんて三権分立があってもいいんじゃないですか? 中国とかだったら共産党がなによりも優越していますし。 「これがK三権分立だ!」って叫び続けていてほしいですね。イ・ジェミョンには。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 迷走をはじめた韓国のウェブトゥーン、果たしてどこへと向かうのか……自社IPを捨ててまで得たものとは? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…