米国務副長官「拘禁は遺憾、再入国に不利益ない」(中央日報) ランドー米国務副長官がジョージア州で韓国人労働者が大規模に拘禁された問題と関連して遺憾を表明し、同様の事態の再発防止を約束した。ジョージア州での拘禁と関連して米当局者が遺憾を示したのは初めて。 韓国外交部によるとランドー副長官は14日に韓国外交部の朴潤柱(パク・ユンジュ)第1次官とソウルの外交部で会談した。ランドー副長官は今回の事態が起きたことに対し深い遺憾を表明し、今回の件を制度改善と韓米関係強化に向けた転機に活用していこうと述べた。トランプ米大統領もこの問題に高い関心を持っているだけに「帰国者らが米国に再入国する場合にいかなる不利益もなく、今後同様の事態が発生しないよう努力するだろう」と述べたと外交部は伝えた。 (引用ここまで) これまで韓国企業が「慣習的にやってきた」とされる、B1ビザ(できるのは機器メンテナンスまで、設置等は不可)、ESTA(ほぼ観光ビザ)でのアメリカ国内での就労。 まあ、当然のように不法就労なのでICEによって「史上最大の作戦」が行われ、摘発されて300人以上の韓国人が拘留されることになったわけですが。 その1週間後には解放され、チャーター機で韓国に帰国することになりました。 で、訪韓した国務副長官が「遺憾を表明する」として、さらに「アメリカへの再入国において不利がないように便宜を図る」と発言した、とのこと。 まあ、これをリリースしているのが韓国外交部なので本当にそこまでの発言があったかどうかは不明ではあるのですが。 少なくともそうした方向性の言葉はあったのではないかな、とは思われます。 っていうのは、アメリカ政府側はもうすでに目的を果たしているからなのですね。 これまで韓国企業が重ねて「観光ビザやB1ビザでアメリカにきては不法就労をしてきた」わけです。 あと韓国人以外の不法入国者と思われる人間を雇って作業させたりもしていたわけです。 韓国の現代エンジニアリングが雇ってアメリカで働かせていた労働者のうち、拘留されたのが158人。韓国人は67人。 うち60人が観光ビザで入国。6人がB1/B2ビザ。ひとりだけが就労ビザを持っていたとされています。 その他、91人もの不法就労者を雇っていたわけです。実際、ICEが公開した動画でヒスパニック系と思われる不法就労者が川だか池だかに逃げていた映像がありました。 これを「慣行」としていたわけですよ。 それに対して「こんなんやってたら逮捕するからな!」って宣言をしたわけです。 「ICE(アメリカ合衆国移民・関税執行局)による史上最大の作戦」で、です。 不法就労者を逃がさないよう、ヘリコプターまで動員した大作戦となったとのことでした。 充分に「不法就労したらこうなるぞ」との見せしめに成功したわけです。 この後、本当に再入国において不利がないのかどうかとかだいぶ怪しいとは個人的には思っているのですが。 それでも「韓国との交渉で新しいビザが規定される」でもいいでしょうよ。 アメリカ政府にとってはなんら損はないわけですから。 「不法就労、不法移民に厳罰を!」ってやって当選したトランプ政権下でもこんなのをやっていた韓国企業が異常なだけなんですよね。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 アメリカの基本防衛戦略を拒絶する韓国……米韓同盟に未来はあるのか? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…