韓・中・日のうち、韓国だけ消えた「指ジェスチャー」イメージ… iPhone Air広報の背景は?(全南日報・朝鮮語) アップルが最近公開した超スリムスマートフォンiPhone Airの広報イメージで韓国ウェブサイトだけに製品を握っている指ジェスチャーが削除された。同じイメージを使用する米国、日本、中国とは異なり、韓国だけ有毒のジェスチャーを排除した点で文化的・社会的背景が作用したものと見られる。 (中略) 一方、米国、日本、中国のアップル公式ホームページでは同じ指のジェスチャーイメージがそのまま使われている。これに対してオンラインコミュニティとSNSでは「なぜ韓国だけ違うのか」という反応とともに、過去韓国社会で論争になった「ピンチジェスチャー」の象徴性を指摘する声が大きくなっている。 このジェスチャーは本来スマートフォンの操作や物体の薄さを表現する際によく使われるが、韓国では去る2010年代半ば特定のオンラインコミュニティでこの手の形が男性の身体を卑下する意味で活用され、性別葛藤の象徴として広がった前例がある。その後、このジェスチャーは単純な手の動きを超えて敏感な社会的問題として認識され始め、いくつかの事件を通じて社会的波長が拡散した。 このように特定の手の動きが社会的葛藤の導火線として作用してきたため、アップルも韓国市場での議論を事前に遮断するために手ジェスチャーを削除したものと解釈される。 (引用ここまで) おや、お気づきになられましたか。 基本、アップルの広告やウェブサイトって世界共通となっています。 CMの動画なんかも同じ。 唯一、異なるバージョンが作られるのって「これは宗教的、文化的にちょっとアレかなー」ってなる部分ですね。 さて、そんな中で先日発表されたiPhone Airは「薄くて軽い」を強調している新製品です。 特に薄さを前面に押し出していますね。 こちらが日本のiPhone Airの宣伝ページ画像。 こっちはアメリカ。 どちらも共通した画像が使われています。 で、韓国のiPhone Airのページがこちら。 あれれー、おかしいぞー。 韓国の画像だけ、「薄さ」を強調するための指がありません。 これ、よほど韓国社会に精通していないと理解できないのですが、いわゆる「メガリアサイン」を避けたものですね。 メガリアはかつて存在していた男性嫌悪の匿名掲示板。 その象徴ともいえるメガリアサインがこちら。 男性を象徴する「ナニが小さい」ことを表現したものとされています。 全世界共通が前提のアップルが考慮するほどに、ってわけです。 韓国社会を象徴するキーワードが「分断」ですが、男女分断がアップルのサイトにまで反映されるのですよ。 どれだけ分断が深いのか、って話なのですね。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 アメリカの基本防衛戦略を拒絶する韓国……米韓同盟に未来はあるのか? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…