1: おっさん友の会 ★ p1Z/33lv9 2025-09-06 13:07:05 鉄道写真を撮ることを趣味とする、通称「撮り鉄」。最近、そのマナーの悪さが目立つようになっている。被害に頭を悩ませて、運行予定表を非公開にした人気鉄道もある。「紳士淑女の趣味」だったはずの「撮り鉄」の世界に何が起きているのか。 「下がってください!」 「そこの人邪魔!!」 8月某日、ひまわり畑に罵声が響いた。声の主は、鉄道写真を撮ることを趣味とする、通称「撮り鉄」たち。撮影の妨げになる人たちを追い払っていたのだ。 ひまわり畑があるのは、岐阜県大垣市平町。約3ヘクタールに約14万本ものひまわりが咲き誇り、大垣の夏を彩る風物詩として有名。そして、撮り鉄たちにとっても格別のスポットとなっている。 ■ドクターイエローを撮りたくて ひまわり畑は東海道新幹線の線路沿いにあり、ひまわり越しに新幹線を撮影できる。中でも撮り鉄が狙うのが、「幸せを呼ぶ」と言われる黄色い新幹線のドクターイエロー。JR東海の車両は1月に引退したが、JR西日本の車両は今もおよそ10日に1度走行している。そこで、多くの撮り鉄が、ひまわりとドクターイエローの“黄色の共演”をカメラに収めようと詰めかけた。ところが、撮影の妨げになるからと、見物客に怒号を上げたのだ。 ひまわり畑を開催・運営する「大垣ひまわり畑実行委員会」は8月8日、公式サイトで異例の注意喚起を発表した。 【中略】 矢野さんは、鉄道写真は「紳士淑女の趣味」だと言う。ホームに三脚や脚立を立てない、線路内や個人の私有地に立ち入らない、運転士に向けてストロボをたかない――。鉄道を愛する者としての気品を持ち、互いに敬意を払いながら、こうしたルールやマナーを守って撮影するものだと。 「それは、自分の命を守るためでもあります。そして、迷惑行為が増えると規制は厳しくなり、撮影環境はますます悪化します。鉄道があるから写真を撮れるのであって、写真を撮るために鉄道は存在するわけではありません。そのことを忘れずに、鉄道写真を楽しんでほしいと思います」 AERA 2025-09-06…