840 :おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/:2014/08/14(木) 19:32:04.17 ID:ppk60knE.net[1/4]二十年近く前の話ですが失礼します。二つに分けます。母子家庭だったのだけど、母の姉に対する虐待が問題になって、姉が中二、私が小六のときに姉だけ遠縁の親戚に引き取られた。姉とはほとんど話したことなかったから、無表情で無口な能面みたいな人というイメージしかない。でも私は母に可愛がられていて、引っ越したりすることもなかったから、そのまま姉が通っていた中学校に新一年生として入学することになった。式はつつがなく終わり、空き時間に教室で出身小が同じの友達と話したり、他小学校の子とぎこちなく会話したりしていた。すると十人以上の見知らぬ男女の先輩達がわらわらと教室に入ってきた。上履きは三年生の色だった。ピカピカの一年生のクラスだから、空気が一瞬にして凍りついた。そして、強面の男の先輩がドスのきいた声で放った第一声。「○山△子の妹って誰? このクラスにいるはずなんだけど」それは姉の名前だった。気が小さかった私はもう本当にギョッとして硬直した。姉が何をしでかしたのだろうか、私は何をされるのだろうか、と恐怖が頭の中をぐるぐる駆け巡り、できれば知らぬふりをしたかった。でも私の名札にはばっちり「○山」と書いてあるし、そこそこ珍しい苗字だったので他人のふりもできず、結局バレた。そのときの心中が修羅場だった。…