和歌山県・熊野那智大社の例大祭で、毎年7月14日に行われる「那智の扇祭り」。「那智の火祭」の呼称で長年親しまれてきましたが、2015年(平成27年)に「那智の扇祭り」として、国の重要無形民俗文化財に指定されたことから、熊野那智大社や地元では「扇祭り」と呼んでいます。この例大祭は、十二体の熊野の神々を扇神輿に移し、本殿から那智の滝までを渡御し、五穀豊穣や家内安全などを祈願しています。また、那智の滝は熊野那智大社の別宮、飛瀧神社の御神体であることから、神の里帰りの様子を表しているとも伝えられています。この例大祭が「火祭り」と呼ばれる理由は、重さ50キロから60キロの12本の大松明を持った氏子が、扇神輿の渡御を先導するという重要な役割を担っているためです。今回ご紹介する動画では、この扇祭りの様子が収められています。紹介など全て日本語なのですが、その幻想的かつ神秘的な光景に、海外からも感動の声が相次いでいました。その一部をご紹介しますのでご覧ください。「日本の最高神は女神なのか!」 神秘的な『大嘗祭』の儀式に海外から感銘の声…