1: 七波羅探題 ★ LvLVbWVn9 2025-08-12 07:16:38 「5年以内に25歳?44歳の女性の45%が独身に」という予測も... 自ら“シングル”を選択する女性が急増している理由とは? 米ライターが取材 近年、パーティーやイベントの会場で、1人で参加し1人で帰る女性をますます多く見かけるようになった。アメリカでライターとして活動している私は、街中でよく見るこの光景に、何か社会が変わりつつある予兆が詰まっているのではないかと、ずっと興味をもっていた。そして、美しく知性豊かでユーモアのある独身女性たちにインタビューをしながら、会話が必然的に政治からパートナーシップの話に移ったとき、彼女たちが皆、似たような意見を持っていることに気付いた。独身女性たちの多くは、やむを得ずフリーという立場に立たされているのではなく、そもそも相手を探していないという。 2025年6月、私はインスタグラムに1つの質問を投稿した。「この夏を1人で過ごす予定の女性はいる?」。すると、驚いたことに大量のDMが一瞬にして殺到した。そこで私は、世界中の女性たちと会話をしていくなかで「なぜ、独身を選ぶにいたったのか」という質問を問いかけた。そしてその結果、これは単なる一部の女性たちの間に起きた一時的な現象ではなく、変わりゆく社会の中で起きた1つのムーブメントであることが見えてきた。 ■世代間にみえた、大転換のタイミング アメリカや世界における人々の問題意識や意見、傾向に関する調査を行うピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)が2023年に行った調査によると、50歳未満のアメリカ人女性の約半数が「充実した人生に、結婚は不可欠ではない」と答えている。 これは、それ以前の世代と比べると非常に大きな心境の変化だ。1960年には成人の約3分の2が結婚していた。しかし現在では、その数は半数にも満たない。そして、既婚者が減少するこの傾向は衰える気配を見せない。米モルガン・スタンレーは、2030年までに25歳?44歳の女性の45%が独身になると予測している。つまり、過去の同等の調査結果と比較してみたとき、過去と現在の世代間に大きな転換点が見えてきたわけだ。これを単に"人類の危機"だと感じるのであれば、それはあなたが現代社会を注意深く見ていない証かもしれない。 人間関係療法士でポッドキャスト『Reimagining Love』のホスト、アレクサンドラ・ソロモン博士は「最も深い関係性が築かれる時というのは、誰かとのパートーナーシップの中で生まれるものではなく、パートナーシップ不在の時、つまり自己と完全に向き合っている時に築かれているのです」と明かす。「女性が不安や恐れを感じながらではなく、明確な意思から独身を選ぶ時、彼女たちはまったくもって孤立していません。むしろ統合しているのです。彼女たちは『他者が私を定義づけないとしたら、私とは誰なのか?』と問うているのです」。 私が話を聞いた女性たちは、年齢も人生における段階もまったく異なる人物たちだ。誰かと交際することから身を引いている理由も、最後の交際から何カ月・何年経ったかも、さまざまだった。だが、それによって得た「恩恵」として彼女たちがあげたものは、面白いことにほとんど違いがなかった。それは、自分という存在が明確になった喜び、そして平和で自由な毎日だという。 「独身女性には何かが欠けているという」昔ながらの思い込みは、今の時代にマッチしていない? マイアミ在住のボイストレーナーで43歳のマーゴはこう述べる。「婚約中、決断は小さなものから大きなものまで、すべて"交渉"が必要だった。何を食べるか、どこへ旅行するか、Netflixで何を見るかもね。婚約を破棄するまで、私は自分がどれだけ多くのことを諦めていたかに気づかなかったけど、フリーになって徐々に、自分の自立性を取り戻していった。今は、何をするにも誰の許可もいらない生活。こんな自由な毎日に心から酔いしれてしまう」。 私たちは物心ついた時から、独身女性には何かが欠けているという物語を植え付けられてきた。だが、もし真実が逆なのだとしたら、どうだろう? 永遠の愛を求めて、果てしなくデートアプリをスワイプして運命の相手をジャッジする文化の中で、地に足を付けて現実と自分自身をしっかりと見つめているのは、むしろ自ら独身を選ぶ女性たちのほうかもしれない。 私たちは長いこと「結婚すれば、すべてを手に入れられる」と教えられてきたが、その「すべて」が何を意味するのかは決して問われなかった。ロマンティックな関係がデフォルトの中心にあった。「すべて」とは本当にすべてであって、いい意味で何もかもを手に出来るという意味とは程遠い現実が、そこには待っていたはずだ。 ※以下出典先で Harper’s BAZAAR8/7 20:20…