センサーが取り付けられた6頭のイッカク Image credit:Carsten Egevang 分厚い氷に阻まれて調査船が近づけないグリーンランドの過酷な海の実態を探るため、長い牙を持つクジラの仲間「イッカク」たちの力を借りた。 デンマークのコペンハーゲン大学などが6頭のイッカクにセンサーを取り付けて追跡調査を行ったところ、暖かくて塩分の高い大西洋の海水が、予想をはるかに超えて氷河の奥深くまで入り込んでいることが判明した。 大西洋から流れ込んだこの海水は、見えない海底で直接氷河を溶かし続けている。これまで人間には把握できなかった氷の崩壊が進行していることを、イッカクたちは教えてくれたのだ。 この研究成果は『Science Advances』誌(2026年8月26日付)に掲載された。 ... ▼あわせて読みたい ・イッカクが深海の調査マイクに衝突。音響調査が行動に影響を与えている可能性 ・北極の冬に異変、スヴァールバル諸島で凍った地面が大規模に融け出す ・海のユニコーン「イッカク」のオスはその長い牙を何に使っているのか?ドローンで追跡 ・存在自体がファンタジー、海のユニコーン「イッカク」の謎をカオス理論で読み解く ・海のユニコーン「イッカク」のオスが持つ牙は大きくて長いほどメスにモテる(米研究) この記事のカテゴリ:自然・廃墟・宇宙 / 水中生物…