火星衛星ダイモスの予想図 Image credit:NASA Eyes on the Solar System. 火星を回るジャガイモ型の小さな衛星ダイモスの表面が滑らかなのは、過去に起きた小惑星の衝突で大量のレゴリスが、化粧のフェイスパウダーのように表面で覆ったことによることが判明した。 スイスにあるベルン大学の研究チームが高度なシミュレーションを行った結果、過去に起きた激しい衝突が星全体を覆う厚いレゴリス(塵や砂の堆積層)を作り出したのだという。 さらに、欧州宇宙機関の探査機ヘラによる最新の観測データから、レゴリスの下には古いクレーターが残っており、ダイモスの内部は硬い岩ではなく、隙間だらけの瓦礫の寄せ集めである可能性が高いことも明らかになっている。 この研究成果は『Nature Astronomy』誌(2026年8月18日付)に掲載された。 ... ▼あわせて読みたい ・探査機「はやぶさ2」が小惑星「トリフネ」にフライバイ、がれきが集まってできた可能性 ・小惑星の軌道データから火星への近道を発見。往復・滞在の総日数が5分の1になる可能性 ・NASAの探査機が衝突実験した小惑星の破片が火星や地球まで届く可能性 ・火星の大地を切り裂く巨大な傷跡を、ESAの探査機マーズ・エクスプレスが撮影 ・火星の衛星「フォボス」は元々は彗星で重力に捕らわれた可能性 この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙…