キノコ(サナギタケ)の菌糸を素材にした試作のドレス全体(左)と模様付きの飾り襟(右)/image credit:Ke Li. キノコの一部を文字通り”そのまま生かす”新たな布が開発された。そのキノコはサナギタケという冬虫夏草の仲間で、日本の雑木林にも生息する。 中国の研究チームが開発した新素材は、サナギタケの菌糸でできている。栄養液を与えると菌糸が伸びて表面が再生し、生きた菌をあてがえば破れた部分も自然にふさがる。 ただ布になるだけでなく、酵母を使って色をつけたり、紫外線耐性をもたせることもできる。この新素材を使ったドレスに海外ユーザーからもいろいろな声が寄せられた。 この研究成果は『Science Advances』誌(2026年7月24日付)に掲載された。 ... ▼あわせて読みたい ・闇を身にまとう。光の99.87%を吸収する「超黒」の布が開発される ・着心地もいいらしい。人間の毛髪で作った繊維が開発される ・未来の防弾ベストはキノコ製になるかもしれない。丈夫で軽量な素材として注目される「ツリガネタケ」 ・本物の蜘蛛の糸で作ったドレスは実在する。120万匹以上のジョロウグモから採取 ・次世代の鎖帷子か!圧縮すると硬化する、柔軟で強度の高い新素材が開発される この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 植物・菌類・微生物…