オカルト速報で語り継がれてきた『巣くうものシリーズ』は、女友達Bの身体に得体の知れない何かが住み着いている、という一つの噂話から広がった連作だ。井戸の底のミニハウス、白い衣装、呪いの指輪、そして墓地——Bをめぐる断片的な出来事が積み重なるほど、逆にその“何か”の輪郭は見えなくなっていく。今回はそのシリーズの中から、特に読み手を引き込む場面を持つ3本を選んだ。コメントが残っている記事には、当時のスレの空気が伝わる書き込みをコメ欄から1件添えている。 01 【洒落怖】彼女を実家に連れて行ったら姉が彼女をいじめる。問い詰めると姉の言い分は「お墓の仏様が怖がっている!」と……『原発並』 2020年コメ2件 彼女を実家に連れて行っただけで豹変した姉、口にした「お墓の仏様が怖がっている」という言葉の意味は、翌日の墓地を見て初めて分かる。 1. 名無しのオカルト 2020/02/23決めつけて悪いが八尺は創作だろう そういうの名前つけて広めるの良くないと思う → コメ欄を全部読む 02 【洒落怖】「小学生の頃に同級生に不幸があって、お母さん半狂乱でお前が死ねばよかった、何でうちの子がって……」しんみりと話をしてくれた『印』 2020年コメ2件 同級生の家に招かれ、白い衣装を着せられて神輿に乗せられたB。無邪気な思い出話に同行者Aがぽつりと挟む相槌が、じわじわ不穏に効いてくる。 1. 名無しのオカルト 2020/02/25Aには分かる「Bの中の人」を、霊能者が分からないのはなんで? Aはその霊能者よりすごいの? → コメ欄を全部読む 03 【洒落怖名作】持っているだけで災厄の降りかかる恐ろしい指輪。その禍々しい力の源とは……『指輪』 2020年コメ2件 四階の教室で聞こえた、姿の見えない猫の鳴き声と「死んじゃえ」と繰り返す女の声。鞄と靴に増えていく引っかき傷が、電話をかける手を震わせる。 あなたなら、Bに巣くう“モノ”の正体をどう推理するだろうか。気になった話があれば、ぜひコメ欄で感想を聞かせてほしい。…