1: 2026/07/27(月) 06:41:08.04 とんかつ・かつ丼チェーン「かつや」の客離れが止まらない。 既存店客数はコロナ禍以降、2023年度まで前期比で増加し続けていたが、2024年9月以降は前年割れに転じた。2025年度は前年度比98.8%で、2026年度も1~6月実績で同93.9%だった。 【画像】かつやの「カツ丼(梅)」 最近の外食産業で客離れが深刻なのは「餃子の王将」といった客単価が1200円を超えるチェーンだ。一方、1000円未満のチェーンは安さが目立ち、客数を伸ばしている。 かつやは継続的な値上げを実施したものの、推定客単価は1000円を下回る。外食産業の動向を鑑みると、低価格にもかかわらず客離れが起きているかつやは異例の事態と言えそうだ。 客離れは“コロナ後”に起きている かつやは、国内で約500店舗を展開するとんかつ・かつ丼チェーンだ。丼ものや、とんかつ定食、チキンカツ定食などを提供し、直営とFCの両軸で店舗網を拡大してきた。運営するアークランドサービスホールディングス(東京都千代田区)は、ホームセンターなどを展開するアークランズの外食子会社で、1998年にかつや1号店を出店した。 かつやの国内における既存店客数は、コロナ禍の影響で2020年度に7.8%減、2021年度に2.5%減となったものの、他の外食チェーンと比べると落ち込みは小さかった。郊外を中心とした店舗立地に加え、揚げ物のテークアウトやデリバリー需要が伸びたことが要因とみられる。2022年度には客数が増加に転じ、2023年度にはほぼ2019年度の水準まで回復した。 だが、2024年9月以降、客数は前年同月比で減少している。2025年度は12カ月のうち8カ月で客数減となり、2026年度も6月までの全ての月で減少した。2026年1~6月の上期では6.1%減となった。 「かつや」は値上げを繰り返してきた かつやの客離れは継続的な値上げが要因とみられる。 「カツ丼(梅)」を例として取り上げると、同商品は2022年7月の改定で539円から572円になり、2023年6月には594円となった。2024年は1度目の値上げで616円となり、2度目の値上げで649円になった。 2025年10月の値上げ以降、現在まで682円で提供している。2022年の資料によると、同社の客単価は700円台だった。以降の客単価上昇のペースや1品当たりの価格を参考にすると、現在の客単価は800~900円台とみられる。 だが、800~900円台は外食産業の中でも低価格帯だ。過去記事で解説したように、外食産業では「餃子の王将」や「カレーハウス CoCo壱番屋」など客単価が1200円を超えたチェーンで客離れが顕著だ。 一方、客単価が862円のサイゼリヤや、推定客単価1000円未満の日高屋では客数の増加が続いている。同じく客単価が1000円未満のかつやで、客離れが進んでいるのは異例だ。…