1 名前:七波羅探題 ★:2026/07/08(水) 08:09:17.45 ID:ToWG3ZSG9.net ITmedia7月7日 12時00分 近年、スマートフォンのカメラ性能が飛躍的に向上し、誰もが手軽に一眼レフ並みの高画質な写真や動画を撮影できる時代となった。その恩恵を受ける一方で、公共の場における撮影マナーの欠如が度々社会問題として取り沙汰されている。中でも、鉄道車両や駅の風景を撮影するいわゆる「撮り鉄」と呼ばれる鉄道ファンの一部による危険行為は、SNS上でも頻繁に炎上し、広く懸念を集めている。 つい最近も、都内のとある駅において、試運転中の珍しい列車を目当てに多くの鉄道ファンが押し寄せ、駅員の制止もむなしく危険な撮影が行われている様子を収めた動画がSNS上で拡散され、物議を醸した。 ■殺到するファンと駅員の必死の警告も……ファンは撮影に集中 動画によれば撮影場所は都内の某駅。鉄道ファンのお目当ては、鮮やかなカナリアイエローをまとった総武線の“新顔”となる試運転列車だった。この車両を一目見ようと、ホームには数え切れないほどの鉄道ファンが密集していた。動画からは、現場の異常なほどの緊迫感が伝わってくる。拡声器を持った駅員が「黄色い線の内側まで下がってください!電車進入していますので、黄色い線の内側まで下がってください!」と、必死の警告を鳴り響かせている。 しかし、ファンの多くは撮影に夢中になり、その制止の声に耳を傾ける様子はない。列車がホームに進入し、すぐ目の前を通過していく最中であっても、ファンたちは少しでもいいアングルを求めてホームに密集し、スマートフォンや一眼レフカメラのレンズを列車に向けた。ホーム柵の間近から線路や列車に向けて両腕をいっぱいに伸ばして撮影をする行為は、一歩間違えれば接触事故につながりかねない、極めて危険なものだ。 ■撮り鉄への風当たりの強さ、その最大の理由は危険行為 現在、世間一般からの撮り鉄に対する風当たりは非常に強い。かつては純粋な趣味の1つとして好意的に見られていた側面もあったが、今ではネガティブなイメージが先行しがちだ。その最大の理由は、言うまでもなく一部の者たちによる危険行為と迷惑行為だ。 とりわけ深刻なのは、自身の命や列車の安全運行に関わる危険行為だ。より良い構図を求め、ホームの端から身を乗り出したり、点字ブロック(黄色い線)の外側にとどまったりする行為は日常茶飯事となっている。中には、ホームドアが設置されていない駅で身を乗り出して列車と接触しそうになるケースや、立ち入り禁止区域である線路内や踏切内に侵入するケースまで報告されている。 立ち入り禁止区域への侵入やホーム上での危険な撮影行為は鉄道の安全運行を脅かす深刻な問題となっており公式サイト上でもマナー順守に向けた具体的な禁止事項が細かく列挙されている さらに、近年はスマートフォンの普及がこの問題に拍車を掛けているとの指摘もある。スマートフォンさえあれば誰でも簡単に撮影・SNSへの投稿ができる手軽さゆえに、安全への意識が希薄なまま撮影に没頭してしまう人々が増加した。撮影に集中して周囲への注意が散漫になり、他の利用客とぶつかったり、通行の妨げになったりするトラブルが絶えない。 SNS上には、一般の利用者からの悲痛な声や苦言が数多く寄せられている。「電車が遅れている状況で、スマートフォンを持った子どもが黄色い線の外側に出て次々と電車を撮影していて非常に危険だった」「ホームで脚立に乗って撮影している人がいて危ない」といった目撃談は枚挙にいとまがない。また、注意をした一般客に対して撮影者が逆上し、トラブルの末に非常停止ボタンが押されて列車の遅延を招いたという悪質な事例すらある。 現場で対応にあたる鉄道会社の社員にとっても、事態は深刻を極めている。駅員の指示に従わないばかりか、平然とマイクをスピーカーに近づける「密着録音」を続け、注意されると駅員をにらみつける者もいる。列車の安全運行とダイヤを守らなければならない駅員が、悪質なファンへの対応に追われて疲弊しているのが現状だ。 こうした看過できない状況を受け、JR東日本は動いた。2025年12月15日、JR東日本は「危険な録音・撮影行為防止の取り組みについて」と題するニュースリリースを発出した。これは、駅ホーム上での極めて危険な行為に対する強力な注意喚起を目的としたものだ。 (中略) 一部のルールを守らない人々の行動によって、自浄作用が働かなかった結果、自分たちの趣味が制限されることになったと嘆く良識ある鉄道ファンの声もネット上には多く見られる。JR東日本による強いメッセージが、果たして危険な撮影行為を抑止するきっかけとなるのだろうか。 引用元:…