1 名前:煮卵 ★:2025/07/05(土) 09:32:39.77 ID:TYawG4LB9.net 日本にやってくる中国人の中に「日本人は英語が苦手でコンプレックスがあるから、英語を使えば議論で優位に立てる」 「中国語や日本語ではなく、英語を話したほうが尊敬してもらえる」 「特にトラブルのときは、英語を話せば優位に立てる」 という主張をする人が増えているという。 日本人と中国人の子どもどうしのトラブルや、日本の飲食店での経験談が中国のSNSで拡散されているが、本質的な問題は「英語」ではなく「中国人の価値観、マウント」なのではないだろうか? ● 日本に来る中国人が「こうすれば日本人の態度が変わる」と思っていること 日本に住む一部の中国人、あるいは日本を訪れる観光客の中には、「日本人は英語が苦手だから、英語を使えば議論で優位に立てる」「英語を話せばサービス業の対応や接客も良くなる」と考える人が少なからず存在する。 とりわけトラブル時には、英語でやりとりすれば日本人が萎縮し、言い返せなくなるという認識すらある。つまり、「英語=力」という価値観だ。 実際に、日本人よりも中国人のほうが英語力が上かどうかについて触れるつもりはない。 ただここで述べたいのは、そう考える中国人が少なからずいるということと、このような考え方には単なる言語スキルの問題だけでなく、中国の文化的・社会的な背景が色濃く反映されている、ということだ。 ● 中国SNSで話題になった一本の動画 最近、中国のSNS上で大きな波紋を呼んだ一本の動画がある。 投稿者は中国・上海出身で、現在は東京に移住して暮らしている女性である。彼女の息子は都内の楽団の練習に参加しており、ある日、日本人の子どもが不注意で彼女の息子の楽器の弓を壊してしまったという。 その弓は30万円もする高価なものだった。女性は、壊れたことを相手の両親に伝える際、終始英語で話を進めた。「30万円で買ったものだ」と価格を告げたとき、相手は驚き、表情が変わったという。 その後、購入した楽器店に同行してもらい、弓が購入から1カ月未満であることや値段を店側に証言してもらい、結果として全額賠償を受けたそうだ。 動画の中で彼女は、「もし日本語で交渉していたら、相手は簡単には折れなかったでしょう。英語だったからこそ、相手が自分の劣勢を認め、素直になったのです」と語り、日本人は英語に苦手意識があるため、交渉では英語の方が圧倒的に有利だと断言していた。 ● 英語力ではなく、精神的優位に立ちたい欲求 この女性のように「英語で日本人を打ち負かせる」という主張は、中国のSNSでよく見かける。たとえば、あるビジネス系カレッジに通う自称博士の男性がこう話す動画も話題となった。 「日本に来たばかりの頃、毎日8時間以上も日本語を勉強したが、どんなに日本語が上手になっても、日本人に大して尊敬されなかった。それ以来、日本人と会うときは必ず最初に英語で話すようにした。そうすると相手は決まって『I am sorry, my English is very poor』と言って萎縮する。こうやって優位に立つ、これこそ“差別化”だ」と自慢していた。 また、中国だけでなく日本のSNSでも話題になった動画がある。数人の中国人観光客が焼肉店で英語で注文するのだが、何回言っても通じず、日本人店員を馬鹿にして笑うという内容の動画だった。 そのほかにも、日本に旅行した体験談として「下手な日本語を使うより、英語のほうが確実に日本人に一目置かれる。やっぱり日本人は欧米文化に憧れがあり、英語の発音にコンプレックスを抱いているから」といった意見も散見される。 このような発言や態度の背景にあるのは、「英語を話すことで相手より精神的に上位に立ちたい」という欲求であり、それは中国社会に根づく“上下意識”に起因している。 ● 中国社会における「差」をつける文化 中国の教育課程は地域によって違いがあるが、都市部では1970年代から小学校で英語を教えていた学校が多く、1986年からは正式に英語が義務教育に導入された。その結果、若い人たちを中心に英語が上手な人が増えている。 今では多くの地域で小学1年生から英語が必修となっている。加えて、語学教育に力を入れる家庭も多く、「英語力=教養や知性の象徴」とされることも少なくない。 続きは↓ [Diamond Online] 2025/7/5(土) 9:02 引用元:…