キム・ヨンボム「銀行は完全な民間企業ではない…『社会的役割』は契約履行だ」(ニュース1・朝鮮語) キム・ヨンボム青瓦台政策室長が5日、金融圏信用等級システム再設計と関連して「この構造を変えようということがなぜ民間領域に対する不当な介入なのか」と話した。 最近SNSを通じて金融構造再設計の必要性を連日強調してきたキム室長が「政府の不当な介入」という一部の批判に対して直接立場を明らかにしたのだ。 キム室長はこの日午後、自身のフェイスブックを通じて「連載を継続する間、金融現場の反応は予想より熱かった」として「万が一の誤解も解きたい」と話を切り出した。 キム室長は「これらの文章は政府が銀行の腕を捻るとか、外国人持分を強制的に下げるという話ではない」として「無論のこと、民間金融に国家が介入しようという主張でもない」と強調した。 彼は2日から「金融の構造」文を相次いで連載し、余裕のある人は低金利を適用され脆弱階層は高金利を負担する現行の「信用等級」体系を改編しなければなければならないと主張した。 キム室長は銀行の「公共性」を繰り返し強調した。 キム室長は「銀行は完全な民間企業ではない」として「国家の免許の上で、預金者保護という公的安全網を背にして、危機の時には救済金融の保護を受ける準公共機関だ」と指摘した。 続けて「その特権に相応する社会的役割を要求するのは市場介入ではなく契約の履行だ」と話した。 (引用ここまで) おっと、これは興味深いことになってきましたね。 イ・ジェミョン大統領がかねてから「資本」や「財閥」といったものに果てしない恨みを持っているって話は何度かしてきました。 小卒であり、少年工として働かざるを得なかった少年時代を持つイ・ジェミョンは、資本家に対する根元的なルサンチマンを持っているのです。 ムン・ジェイン元大統領にもそうした傾向はあったのですが、それでも公人として「財閥を利用しよう」って方向でしたね。 ……まあ、サムスングループの総帥であるイ・ジェヨン会長への有罪判決はやりすぎでしたが。 ですが、イ・ジェミョン大統領はちょっと違う。 理想と現実が異なるのであれば、現実のほうが間違っているのです。 イ・ジェミョンはかねてから「貧乏人が高金利を払わされるのはおかしい」とする持論を述べてまして。 現在の韓国の金利は最大で20%。 かつては青天井であった頃に比べてだいぶ大人しくなりました。 まあ、低信用層にはその20%で貸し出してくれる金融機関はどこもなくて、年利400%とかのヤミ金とかに手を出さざるを得なくなっているのですが。 そうした「信用構造」を覆すぞ、って宣言を大統領室の政策室長が述べているってことですね。 ・「低信用層(貧乏人)に低金利で金を貸せ」 ・「銀行は半分ほどは公機関のようなものだ」 ・「これは民業圧迫ではない」 ……だそうですよ? かつて韓国でもグラミン銀行のはじめたマイクロクレジットを見習って同じような制度を作ったことがあるのですが。 一般的にマイクロクレジットの延滞率は先進国で1〜10%ほど。 途上国で5〜6%の水準とされています。 韓国ではどうだったかというと、延滞率28%との結果が出ています。 まあ、一概に同じ制度ではないのでしょうが。 ……それにしてもね。 韓国ではとっくの昔にモラルハザードが起きてて「返さないほうがお得」って考えになっているのでしょう。 今回も同じ結果になって「間違ってた!」ってなるのかな。 もしくは銀行がひとつかふたつ潰れるか。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 「日韓協力は可能なのか」との話題を安保面から見てみる 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…