
韓国・自営業者の体感景気が急冷、物価見通しは41カ月ぶり高水準(KOREA WAVE) 韓国銀行の経済統計システム(ECOS)によると、自営業者の現在景気判断CSIは4月61で、3月の78から17ポイント急落した。2025年5月の58以来の低水準で、体感景気の悪化ペースが速まっている。 現在の暮らし向きに対する認識も悪化した。現在生活形編CSIは82で、3月の84から2ポイント下落し、2025年4月の77以来の低水準となった。中東での戦争発生前だった2月の91以降、2カ月連続で低下している。 消費者動向指数(CSI)は100を基準に、これを上回れば景気を長期平均より楽観的に、下回れば悲観的に見ていることを意味する。 問題は、先行きへの期待まで急速に冷えている点だ。生活形編見通しCSIは85で、3月の91から6ポイント下落し、今後の景気見通しCSIも74で10ポイント下がった。いずれも1年ぶりの低水準で、短期的な不振にとどまらず、景気回復への期待そのものが弱まっていることを示している。 (中略) 反対に、負担要因ははっきり拡大している。金利水準見通しCSIは117で、前月の110から7ポイント上昇し、2023年11月の119以来の高水準となった。今後の金利上昇を警戒する心理が強まった形だ。家計向け融資金利も中東発の不確実性による指標金利上昇の影響で、先月は年4.51%となり、前月より上がった。 現在家計負債CSIと家計負債見通しCSIはそれぞれ104で、ともに上昇し、債務圧迫が強まる流れを示した。貯蓄余力も縮小しており、現在家計貯蓄CSIは82で前月から4ポイント下落し、1年ぶりの低水準となった。所得は減り、支出負担は増える中で、家計の財務余力が急速に悪化する構図だ。 (中略) 今月の消費者心理指数(CCSI)は99.2で、前月の107.0から7.8ポイント下落した。2024年12月以来の最大下落幅で、1年ぶりに基準線を下回った。自営業者にとどまらず、家計全体へ体感景気の萎縮が広がっている。 (引用ここまで) 「23年以降、韓国は未曾有の不況下にある」 もう、何度も何度も口が酸っぱくなるまで言ってきた韓国経済危機論ですが。 イラン戦争の余波で一気に経済情勢が崩壊しそうだ、とのニュース。 韓国の自営業者がOECD平均よりもはるかに多いことは知られています。 全就業者中の23.9%が自営業者。 これでもだいぶ低くなったんですよね。 以前は30%前後とかでしたから。 韓国の自営業者割合が世界的にどの水準にあるのかをチェックしてみるとこんな感じです。 観光業メインでもなければ、農業メインの国でもないのに23.9%。 明らかに経済構造の割には自営業者が多すぎるのですよ。 で、そんな「多すぎる自営業者」をイラン戦争が直撃していると。 ……まあ、でしょうね。 それでなくても韓国の自営業は過当競争を強いられています。 基本、会社員は45歳になったら自主退職を迫られて、退職金に多少の積み増しをもらって追い出されます。 で、その退職金を使って一旗揚げよう(実際には年金までなんとか収入を保とうとしている)と自営業に転じるわけですが。 そんな人が一山いくらでいるわけです。 30歳前後で就職して、45歳で退職。 老後資産を築く前にキャリア終了で自営業に転じざるを得ない。 いわゆる「チキン or ダイ」の状況がさらに苛烈になったわけです。 景気判断CSIは100を下回ると「普段よりも景気が悪い」とするものなのですが、それが61。前月比マイナス17ポイント。 自営業者以外の消費者心理指数もここ1年で大統領交代などもあり、じわじわと上がっていったのですが一気に基準値の100を割りこみました。 「不況だけどもイ・ジェミョンがなんとかしてくれる」みたいな期待が一気に砕かれたってところでしょうか。 でもまあ、支持率に影響するまではまだ数ヶ月かかると思いますけどね。 お、そういえばあと1ヶ月でイ・ジェミョンの大統領就任1周年か。 次のエントリではイ・ジェミョンの訴追取消についてもちょっと書いてみましょうか。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 「日韓協力は可能なのか」との話題を安保面から見てみる 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…