1: 名無しさん 2025/07/02(水) 06:36:41.39 ID:57xr3l2+9 夏の短い期間にだけ登ることができる山には、特別な魅力があります。雪解けを待ってようやく姿を見せる高山植物、夏でも残る雪渓、そしてその季節にしか開通しない登山道。そんな夏限定の条件がそろう山にこそ、心を揺さぶられる絶景と出会えるチャンスがあります。 今回は、登山好きライターの筆者が実際に「登って良かった」と感じた日本百名山を3座ご紹介します。それぞれの山に登るうえで役立ったおすすめの登山グッズもあわせて紹介するので、次の山旅の参考にしてみてください。行って良かった「夏にしか登れない日本百名山」:燧ヶ岳(福島県) 尾瀬国立公園内に位置する、福島県最高峰・燧ヶ岳(ひうちがたけ)。尾瀬の静けさに浸りながら、山頂を目指す登山は、夏期だけの特別な体験です。というのも、尾瀬につながる道路は毎年11月から4月ごろまで冬季閉鎖となり、このルートに挑めるのは限られた季節だけだからです。 筆者が2024年に歩いたのは御池登山口からのルートで、序盤はなだらかな森の中を進みますが、途中からはぬかるみや岩場が続き、足元に集中する時間が増えていきました。 そんな中、広沢田代に差しかかると、木道の両脇に池塘(ちとう)と高山植物が広がり、まるで絵本のような風景が広がります。熊沢田代から見上げる燧ヶ岳の姿も印象的で、思わずその場で深呼吸していました。 そして、山頂からは至仏山や尾瀬ヶ原、尾瀬沼まで見渡せ、登ってきた疲れが一気に吹き飛ぶようでした。足場の悪さや急登には備えが必要ですが、その先に広がるパノラマの絶景は一見の価値があります。…