1: 名無しさん 2025/12/21(日) 10:22:29.36 ID:VIs9Brh80● BE:194767121-PLT(13001) 農作物を荒らすことなどから特定外来生物に指定されている南米原産の大型ネズミ、ヌートリア対策の一環で、ジビエとして有効活用を目指す取り組みが静岡県磐田市で始まった。 市は教育機関と連携して栄養分析を行うなどして、将来的には「厄介者」の食材としての資源化を模索していく考えだ。 ヌートリアは草食で約50~60センチの大きさ。水辺に生息し、稲などの農作物を食べたり、あぜを掘って穴を開けたりする被害が確認されている。(静岡支局=永井友理) ヌートリアを研究する岡山理科大の小林秀司教授(動物系統分類学)によると「飼料に費用がかからず、おとなしくて飼いやすい」ことなどから、戦後の食糧難の時期に国が豚や鶏と並べ、 食用として飼育を推奨した経緯がある。1950年ごろには38都道府県で飼育されていた記録があるという。その後、食糧難が改善されるとともに飼育放棄され、岐阜、京都、岡山などを中心に定着した。 現在は静岡県以西の本州に広く生息するという。磐田市ではまだ目立った農業被害は確認されていないが、目撃情報は近年増加。繁殖力が強いため、 市の担当者は「被害が大きくならないうちに、定着を防ぎたい」と警戒感を示す。 「西欧料理サヴァカ」で提供されているヌートリアの肉を使った料理=静岡県菊川市 市は2025年9月、ヌートリアの捕獲とジビエとしての活用を目的に、猟友会や静岡県立農林環境専門職大などと連携協定を締結。猟友会は箱わなや空気銃による捕獲と データの収集、農林環境専門職大は栄養分析やレシピ開発を担う。 静岡県菊川市でジビエ料理などを提供する「西欧料理サヴァカ」のオーナーシェフ山口祐之さん(60)は「ヌートリアの肉は、焼いても硬くなりにくい。良い環境で育ったものは 鶏肉に似た淡泊な味でおいしい」と太鼓判を押す。店では数年前からヌートリアを使った料理を提供している。…