732: 名無しさん 25/06/30(月) 17:29:26 ID:Pz.du.L13 辛辣ではあるが面白かった リーグ再開の巨人戦を3連敗したDeNA。昨季の日本一チームが、借金2といまひとつ波に乗れないでいる。日刊スポーツ客員評論家の小谷正勝氏(80)が投手陣を分析。巻き返しへの道を探った。 ◇ ◇ ◇DeNAは先発の軸を担う一角、バウアーが2軍落ちした。ケイと東は防御率1点台だが、ケイは5勝5敗で、東は6勝4敗。援護に恵まれない面もあり、大きな貯金を運べていない。酷だが左の2枚が今よりもっと調子を上げて、小差をしのぎ勝つ試合が増えてこないと、ここから先は苦しくなる。(中略)ケイは、自分のタイミングでしかピッチングできない。交流戦のソフトバンク戦では、日本では常識外の左打者を並べられて崩れた。小久保監督にやられた格好で、恐らく各チームは左を並べてくるだろう。右打者の懐深くに、直球とカットボールを制球よく投げ込む。しかし左打者に対しては、追い込んでからも軸となる2球種を外角にしか投げない。相手は「追い込まれても内角はない」と分かっているので踏み込んで、レフト方向に狙い打ちする。あれだけ左を並べられる前に、コーチ陣は感じなくてはいけない。打開するには、ブルペンでただ150キロ前後のボールを投げ込むのではなく、暇さえあれば左の内角に投げるよう練習するべきだ。バウアーはタイミングを考えていろいろトライしている。しかし、ワインドアップの時にクイックで投じることで、リリースポイントを狂わせている。サイ・ヤング賞の面影はなく、抹消は妥当。この間にメンテナンスし、元に戻すべきだと思う。フルカウントから、インローに素晴らしいボールを投げたかと思えば、簡単に2ボールを作り、カウントを不利にしている。要は日本の野球をなめている。外国人選手は、話せば分かるケースがほとんど。首脳陣のコミュニケーションが鍵を握る。ほか先発陣も付記する。ジャクソンは頭がいい。来日当初は直球でしかストライクが取れなかったが、最近は変化球主体になっている。石田裕は、打順が一回りしたら追い込んでストライクゾーンで勝負するのは考えた方がいい。追い込んでから、145キロ前後の球威で枠内の勝負をしても打たれる。同じことを繰り返している。見逃しではなく、空振り三振を狙うべきだ。(中略)日々の勝負と並行して、若手のスタートピッチャーを作る事も非常に大事だ。まだ世に出ていないが、吉野光樹という3年目の投手がいる。コントロールに疑問符はつくものの、高めの球に力がある。一方で、打者のベルトラインから下には、力の抜けた「ボケ球」が多い。長所を生かし、高めの強い球で打ち取るスタイルを確立したい。最後に。DeNAは将来、どのようなピッチングスタッフを作りたいのか。外国人への依存度が高い陣容からはビジョンが見えてこない。今は行き当たりばったりの感じがする。日々の勝負と並行して近未来にも目を向けないと、安定して上位に座れないだろう。(日刊スポーツ客員評論家)…