1: ばーど ★ 2025/06/30(月) 06:54:47.53 ID:pPbw3eaK 【06月30日 KOREA WAVE】かつて国内総生産(GDP)で世界10位圏内に入った韓国が、数年にわたる成長の停滞により「経済強国」の地位から後退しつつある。2022年に世界12位に転落したのに続き、2025年にはスペインに追い抜かれて13位に落ちる見通しとなった。 国際通貨基金(IMF)が6月27日に発表した世界経済見通し(WEO)によると、韓国の2024年の名目GDP(ドル基準)は1兆8697億ドルだったが、2025年には1兆7903億ドルへと減少し、順位も12位から13位に下がると予測されている。これに対しスペインの名目GDPは、2024年の1兆7222億ドル(15位)から2025年には1兆7995億ドル(12位)に増加する見込みで、韓国を上回るとみられている。 韓国は2016年に世界10位圏内に初めて入り、2020年には9位にまで上昇した。しかし2022年にはロシアやブラジルなどの新興国に追い上げられて12位に後退し、2025年にはさらに13位に落ちるという予測だ。 成長鈍化は深刻で、韓国は今や新興国だけでなく先進国との競争にも押されつつある。IMFは2025年の韓国の経済成長率を1.0%と予測しており、これは新興開発途上国(3.7%)、先進国(1.4%)の平均をも下回る水準である。さらに、韓国銀行(0.8%)、韓国の大手シンクタンクである現代経済研究院(0.7%)、米国の大手金融機関JPモルガン(0.5%)など、1%未満の成長率を見込む機関も出てきている。 一方で、韓国と経済規模が近いスペインは2.5%、オーストラリアは1.6%の成長が予測されており、新型コロナウイルスのパンデミック収束後も良好な成長を続けている。IMFは2030年までに、韓国がスペインに加え、オーストラリアやメキシコにも抜かれて世界15位に転落すると予測している。 もっとも、ドル換算の名目GDPは物価や為替レートの変動にも左右されるため、実質的な生産力や国民の購買力とは乖離がある。また、深刻な少子高齢化が進む韓国では、人口減少により経済規模の急速な拡大が困難な構造であることも事実だ。 専門家らは、GDP順位の下落以上に、主力産業が競争力を失い低成長構造が固定化されることを問題視している。延世大学のキム・ジョンシク名誉教授は「主力産業で中国に追いつかれ、今後の輸出拡大が難しい。さらに、労働・税制・教育・企業関連制度が変化した環境に適応できておらず、技術進歩や生産性向上が進まず成長率が落ちている」と分析する。 KOREA WAVE/AFPBB News 2025年6月30日 4:30…