1: 昆虫図鑑 ★ 2025/06/29(日) 11:59:17.34 ID:dEERNd8e 人気アイドルがなぜいま「前座」? 6月、韓国のアイドルグループBTS(防弾少年団)のメンバー全員が兵役を終え、活動再開への期待が高まっている。だが一方で、韓国国内では最近、現在のK-POPアイドルのあり方に対する批判の声が聞かれるようになってきているという。 4月に英ロックバンドのコールドプレイが韓国公演をおこなった際、オープニングアクトを務めたのはアイドルグループのTWICEだった。スペイン紙「エル・パイス」はこれについて、国内で次のような反応があったと報じている。 「結成11年目にして、それが西洋人だからという理由だけで、他のアーティストのオープニングアクトを務めることを想像してみて。これは西洋に対する承認欲求の極みだ」 国内のファンから批判されているのはTWICEだけではない。BLACKPINKは、特に各メンバーのソロ活動が明らかに西洋で受け入れられることを目指しているために、彼女たちの韓国らしさのみならず、K-POPというジャンルのあり方についての議論も再燃させていると、同紙は書いている。 「ジェニーの芸術とビジョンはすべて、米国に溶け込むための必死の策略に過ぎない」「リサは西洋から認められようと必死だが、それは絶対に無理だし、(出身国の)タイでチャートのトップに立てる程度だと思わないか?」 いまや世界的人気を誇り、K-POPを代表するグループである彼女たちに、このような厳しい声が上がっているというのだ。 国内ファンが求める「本物のK-POP」とは 西洋を強く意識した現在のK-POPを批判するファンたちは、どんな要素をアーティストに求めているのだろうか。 米カーネギーメロン大学の助教で韓国研究者のマシュー・ベルビギエは、「本物のK-POP」とは何かということに関して、韓国人のあいだでも相反する認識が存在するとしたうえで、それらは「国民性、言語、ジェンダー、文化的背景といった要因によって形作られる」と指摘する。 「リサやジェニーのソロプロジェクトで、西洋のアーティストとのコラボレーションがこれほど多くあることを、多くのファンは必ずしも快く思っていない。というのも、ファンにとっては『純粋で本物のK-POP』という感覚が重要であり、その大部分は楽曲が韓国語で歌われていること、そしてアーティストが韓国人、あるいはアジア人の特徴を持っていることと結びついているからだ。 また、西洋のアーティストの特徴を取り入れすぎると、西洋に認められたい気持ちが強過ぎるように見え、よく思わないファンもいる」 英語の楽曲や外国人メンバー、そして欧米アーティストとのコラボレーションの増加を喜ばしく思う人もいると同時に、こうした要素が、一部の韓国人のK-POP離れを招いてしまっているのだ。 韓国人から見ても「似過ぎ」問題 続きは会員限定記事…