【社説】韓国の対米関税交渉難航、なぜ長官ごとに異なる発言が出るのか(中央日報) 対米関税交渉が再び視界ゼロとなった。トランプ米大統領が対米投資と関連した韓国の立法遅延を理由に関税25%の再引き上げを通知し、これを解決するために韓国政府が東奔西走しているが、米国は非関税障壁解消を圧迫し振り出しに戻った姿だ。 非関税障壁と関連し米国は農畜産物市場の追加開放とグーグルに対する精密地図搬出許容、オンラインプラットフォーム公正化法推進の中断などを要求してきた。 (中略) さらに大きな問題は交渉に臨む通商と外交ラインの互いの行き違いだ。産業通商部の金正官(キム・ジョングァン)長官はきのうの国会対政府質問で「国会で対米投資特別法が通過する場合、米国政府の韓国に対する関税再引き上げが正常化するとみられる」と明らかにした。特別法さえ通過すれば問題はないだろうというニュアンスだった。これに対し前日の9日に外交部の趙顕(チョ・ヒョン)長官はグリア米通商代表部(USTR)代表との対話を公開し「米国が韓国との非関税障壁関連交渉で進展がない場合、韓国に対する関税を引き上げて貿易赤字を改善しようとする」として金長官の見方とは相当な温度差を見せた。 関税交渉で通商と安全保障をひとつのパッケージにまとめて合意を引き出してきた構造から、通商ラインと外交ラインの間の溝と亀裂はせっかく合意に至った通商安全保障パッケージディール自体を揺るがしかねない。 (引用ここまで) トランプが言い出した韓国への関税引き上げの件、単純に「対米投資関連法案を通せばなんとかなる」ってものでもなくなってきた模様。 韓国が非関税障壁を撤廃しない場合でも関税引き上げと言いだしている模様。 まあ、アメリカ側の気分も分からんではない。 国外企業の活動を規制するような法案はぽんぽんと可決するくせに、対米投資関連法案はいつまで経っても本会議にすら上程されない。 委員会止まり。 韓国側は「国会に提出した時点で関税引き下げしてくれ」って言ってきたからそのようにしたのに(しかも月末提出だったのに月頭に遡って適用したのに)、音沙汰なし。 まあ、怒髪天を突いても不思議はないでしょ。 どっちも解決しろ、って言われてもまあしゃあない。 で、「関税引き上げな」って言われてから産業通商部長官(経産相に相当)が訪米、さらに産業通商部本部長、外交部長官(外相に相当)が訪米。 交渉相手も当然のように別々。 日本が赤沢大臣が担当閣僚として窓口を一本化して、かつ迅速に決めていたのに比べて、「船頭多くして船山に上る」になっている。 アメリカ側も省庁によっては言うことが異なってくるでしょうし。 結果として、韓国国内でも閣僚によって言うことが違ってて対応できてないっていう。 現在、赤沢大臣は経産相としてアメリカとの投資案件打ち合わせに行っているのにね。 韓国側はチャンネルが多ければ多いほどいいって考えたんでしょうが。 現状を見てみれば……ね。 アメリカ側にとっても「要望があるけど誰に声をかければいいのかわからん」ってなってしまう。 まあ、交渉相手が一本化されようとも国会の審議が進まないことにはどうにもならないんですが。結局のところは。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 成果がないのがいい成果? 韓国大統領イ・ジェミョンの訪中、訪日外交の成果をチェックしてみよう 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…