アクセルとブレーキの踏み間違い事故を防ぐため、国土交通省は車の保安基準を改正し、新型の乗用車を対象に誤ってペダルを踏んだときに加速を抑える装置の搭載を義務づけることになりました。 6年前に東京 池袋で高齢ドライバーの車が暴走した事故をきっかけに踏み間違い事故の対策の必要性が議論され、17日、車の保安基準が改正されました。 国土交通省によりますと、対象はオートマチックの乗用車で、誤ってアクセルのペダルを踏んだときに加速を抑え事故を防止する装置の搭載を義務化したということです。 これに伴い、大量生産に必要な型式指定を自動車メーカーが取得する際の試験に、事故防止装置が必要な要件を満たしているかを確認する項目を加えました。 要件は、障害物からの距離が1メートルか1.5メートルの止まった車で、アクセルを目いっぱい踏み込んだ場合でも衝突しないか、衝突しても時速8キロを超えないなどとしています。 新しい保安基準は、国産車は3年後の2028年9月、輸入車は4年後の2029年9月に販売される新型車から適用されます。…