務安空港事故 危険性を指摘されていたのに…コンクリート土台の撤去、韓国国土交通部は考慮もしなかった【独自】(朝鮮日報) 2024年12月末に179人が犠牲となった務安空港(全羅南道)の旅客機事故に関連し、韓国国土交通部(省に相当)が2020年、計器着陸装置(ローカライザー)のコンクリート製土台の改良工事に関する入札公告を出した際、参加企業を「情報通信企業」に限定していたことが分かった。当時この工事で、空港安全運営基準を満たしていないコンクリート構造物を除去するためには「道路・空港分野のエンジニアリング企業」の参加が必須だったにもかかわらず、入札の段階で既に排除していたのだ。 (中略) 務安空港で済州航空事故が発生した当初、一部では2020年の改良工事で業者への指示内容書に「計器着陸装置の設計時には、壊れやすさを考慮して設計しなければならない」と記載されていた点を指摘する声が上がり、設計企業などの責任論が取り沙汰された。韓国政府が十分な指針を文書で示したにもかかわらず、企業側がそれに基づいた設計・工事をしなかったという指摘だ。 しかし、政府が入札参加資格自体を情報通信企業に限定していたことから、工事が可能だったのはローカライザー部分だけで、コンクリートの土台部分は工事ができなかったというのが専門家らの共通した見方だ。政府も、金恩慧議員室に提出された資料で「当時、コンクリート土台の撤去は考えていなかった」と答えた。 これは、業務上過失致死容疑に該当する可能性が高い。韓国交通公社は、務安空港が開港する直前の2007年、国土交通部に「滑走路の先端から300メートル以内の地点にコンクリートの土台があり、設置基準に適合していない」として「土台の傾斜度などを考えた場合に『障害物』と見なされるため、設置基準に合うように修繕が必要だ」と建議した。公社側は当時、務安空港が完工した後の現場点検で、コンクリートの土台設置が基準を満たしていないと見て、国土交通部に改善の必要性を意見したのだ。 ところが結果的に国土交通部はこの指摘を放置し続け、2020年の改良事業の際にも業者を限定していたため、工事が不可能だったのだ。 (引用ここまで) ……救われないなぁ。 一昨年の年末に韓国の務安国際空港での胴体着陸から爆発、炎上して乗員2名を除く179名が亡くなった事故。 何度か「ローカライザーの土台がコンクリートでなければ生存できていた」との話は出ています。 ちょっと前にも報告書が出てましたね。 それをさらに裏付ける傍証が出てきたとのニュース。 というか、事故映像を何度見ても乗員2名が助かった理由が分からぬ。 なんでもふたりとも機体後方のジャンプシート(離着陸時に使う簡易シート)に座っていたって話なので吹き飛ばされたのか、落ちたのか。 一応、ふたりの証言もあるのですが「わけがわからなかった」って話しかしていない。まあ、そりゃそうだろうけども。 さて、務安国際空港が邂逅した2007年当時、すでにローカライザーはコンクリート土台上に設置されていたとのこと。 空港公社は「危険なので修繕せよ」って報告していたのですが、国土部(省に相当)いっさいの対応をせず。 2020年の改修事業でも「情報通信企業(アンテナ部分だけ)」による改修に終始。 20年当時、台風対策でさらにコンクリート土台を強化したとのこと。 強化しちゃったかぁ……。 韓国の空港ではコンクリート土台上にローカライザーを立てるのが一般的だったとのことです。 特に南部では多いとのこと。 台風対策で「壊れにくいローカライザー」にしたってことか。 で、そのコンクリート壁ですが。 韓国国内のパイロットにアンケートをしたところ、99%がその存在を知らなかったとの結果が出ています。 務安空港運航操縦士99%「惨事前『コンクリートの丘』存在を知らなかった」(連合ニュースTV・朝鮮語) アンケートに回答したパイロットの457人中、450人が事故以前にはコンクリート壁の存在を知らなかったとのことで。 おそらく事故機の機長も知らなかったんでしょう。 世界的には明らかに「非常識」ですからね……。 なお、7つの空港に9個のコンクリート土台があったとのことで、「すべて年内に撤去する」との話だったのですが現状で撤去作業がおわったのはふたつだけ。 年内に「コンクリート製の盛り土」を改善する……ところが9件中2件のみ完了(MBC・朝鮮語) ……救われないなぁ。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 成果がないのがいい成果? 韓国大統領イ・ジェミョンの訪中、訪日外交の成果をチェックしてみよう 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…