
1: 匿名 2026/01/07(水) 18:52:05.80 ID:??? TID:ayukawa 大学入学共通テストまであと10日。進路や将来に不安が募るこの時期、49歳でなお医師を目指し続ける男性が6度目の国家試験に挑もうとしている。 30年、あきらめず机に向かってきた理由は何か。その執念に迫る。 広島市南区のマンションの一室。 窓際のカーテンレールには服が隙間なく掛けられ、床に段ボール箱や布団など生活用品がそのまま置かれている。雑然とした部屋の中央にある小さなコタツテーブル。その脇には参考書や問題集が山のように積み上がり、限られた空間は「勉強」と「生活」で埋め尽くされていた。 この部屋で机に向かうのが、神野毅さんだ。 医師を目指して30年。49歳になった今も、夢をあきらめてはいない。医師国家試験まで残り1カ月。神野さんは、ラストスパートをかけるように勉強に励んでいる。 11浪の末、念願の医学部に合格した。だが卒業までには14年かかった。さらに医師国家試験に5年連続で不合格。結果だけを見れば、厳しい現実だ。 なぜ合格できなかったのか。神野さん自身は、その理由を冷静に振り返る。 「国家試験は情報戦なんです。でも人間関係が作れなかった。どの対策講座がいいのか、そういう情報が入ってこなくて自己流の勉強になってしまった。問題集を一人で解くやり方はリスクが高いと思います」 一人暮らしの生活は決して楽ではない。 勉強の合間に塾講師のアルバイトをして、日々の生活費を稼ぐ。狭いキッチンに立ち、食事は簡単に済ませることが多い。 「冷凍パスタを温めるだけです」 コロナ禍でバイトが減って、家賃を滞納したこともある。在学中に借りた奨学金の返済も残っている。 「あきらめて」仕送り続けた母の本音 神野さんは最近まで親からの仕送りに頼っていた。76歳の母に電話をかけ、医師国家試験への意気込みを伝える。 「お母さんかい?今度こそ合格します。期待していてください。今度こそは、何とかしますので」 母の返事は、どこか力がなかった。 「ほんまかいな。まあ、頑張ってください」 何度も聞いてきた言葉なのだろう。 「あきらめてほしいと思ったこともありました。違う道に進んでほしいとも。でも『やる』と言うから、もうしょうがないですよね」 学費や生活費の援助は長く続いたが、最近はそれも限界を迎えた。 「もうお金を送ることはできません」 神野さんは冗談めかして言った。 「だいぶお母さんからお金をむしり取ったから」 電話の向こうで、母は「そうよ、返して」と笑っていた。 「合格したら、4月に初めての給料で何か買ってお返しします」 「じゃあ、期待しています」 浪人生の数は年々減っている。大学入試センターによると、2026年に大学入学共通テストを受ける浪人生は約7万1000人。最も多かった1995年と比べると約6割減少した。 そんな時代に浪人を続け、医師という道にこだわり続ける“不屈の49歳”。神野さんが目指すのは精神科医だ。 続きはこちら…