1: それでも動く名無し 2026/06/19(金) 07:43:32.222 2: それでも動く名無し 2026/06/19(金) 07:44:02.026 2Aで突きつけられた現実「正直、心が折れてきちゃいました。代理人に相談しようと思っています」巨人への入団が決まった小笠原慎之介から連絡があったのは、4月下旬のこと。3Aローチェスターに上がったばかりだったが、実はそこに用意された先発の枠はなく、役割としては、けが人の代わり、あるいはダブルヘッダーで先発が足りないときに投げるスポットスターター。それはすなわちメジャー昇格の道から外れていることを意味し、小笠原はその現実と向き合っていた。「3Aに上がって“アピールを”と思ったのですが、枠がないと言われたら、(昇格の)可能性がゼロに近いのかなって」2Aなら先発枠があるということで、わずか2週間で2Aに戻った小笠原と遠征先のオハイオ州アクロンで会ったのはそんなときだったが、そのときにはもう、意思は固まっているようだった――「話があれば、日本も含め、求められているところへ行こう」と。 4: それでも動く名無し 2026/06/19(金) 07:45:01.767 5月1日、ガーディアンズ傘下の2Aアクロン戦で先発。その試合には、複数の日本球団のスカウトらがネット裏に陣取っていた。その時点で、今回の流れは時間の問題だったのかもしれない。そもそもは昨年、彼を獲得したマイク・リゾGMが解雇され、GMだけでなく、監督、投手コーチらが総入れ替えとなったことで、この流れは始まっている。球団の方針が変わり、投手の能力評価において、繊細な投球術というより、分かりやすく球速が重視されるようになった。小笠原は、昨年の4シームの平均が91.1マイル。最速は93.8マイルだったが、その最速値付近まで平均を上げることを求められた。「もちろん、上げようと取り組んできましたけど、平均で2マイルって、簡単じゃないですからね」2Aの投手陣の中では、突出した数字を残していたものの、小笠原に声がかかることはなかった。「こうなったら上がるとか、明確な言葉もない。結果を残しても同じ。ああ、そういうことか、となりますよね」改めて小笠原は、現実を知ることになる。このチームではもはやチャンスがないことを。…