韓中をけん制する台湾…「中国、韓国に対して4つの要求と4つの約束を提示」(中央日報・朝鮮語) イ・ジェミョン(李在明)大統領の4〜7日の国賓訪中に合わせて、中国が韓国にタイして「一つの中国」政策を再確認し、在韓米軍の任務拡大に反対するなど4つを要求したと、台湾の安保消息筋が主張した。韓中関係の変化に神経を尖らせている台湾は、中国が韓国に反対給付として限韓令(韓国大衆文化輸入禁止等)の解除など4つを約束したと付け加えた。 台湾聯合報と公営通信社の中央社は4日、情報機関の関係者の話として、中国が韓国に「4つの要求と4つの約束(4要4答)」を提示したと報道した。 中国の要求事項は第一に、韓国が習近平中国国家主席と会談する時、必ず公開的に「ひとつの中国」政策を遵守すると再度明らかにするという内容だ。 第二に、米国との国防産業協力に関連する製品、例えば軍艦などをインド太平洋地域で運用してはならないという要求だ。 第三に、タイフーン中距離ミサイルシステムの配備を拒否せよという要請だ。 射程2500キロの新型ミサイル「タイフーン」は2024年にフィリピンに配備された。 第四に、在韓米軍が地域で任務を拡大することに反対せよという内容だ。 これは、在韓米軍が台湾有事の際に投入されることを阻止しようという意図と解釈される。 (中略) 中国はこれに対する補償として4つの約束を提示したと台湾メディアは伝えた。 〓ハンファオーシャンの子会社に対する制裁を正式に解除し、〓「限韓令」を廃止し、韓国芸能人の中国公演の許諾を約束し、〓中国観光客の韓国旅行を昨年基準で今年上半期に3倍、下半期に5倍拡大を約束し、〓金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長との対話が実現するよう協力を約束するが、ただ韓半島非核化反対は含まないという提案だ。 (引用ここまで) 昨日、中国を国賓訪問したイ・ジェミョンですが、あまり詳細な動きは出てきていません。 今日には習近平国家主席と首脳会談を行う予定になっています。 で、そんな中で台湾メディアが「中国が韓国に対して『4つの要求』を行い、韓国が履行するなら『4つの答え』を与える、との提案をしている」との報道をしています。 4つの要求は── 1.「ひとつの中国」政策を遵守する 2.米韓で製造した軍事装備品をインド太平洋地域での使用禁止 3.アメリカのタイフォンミサイルの韓国への配備不可 4.在韓米軍の「現代化」の禁止 1についてはすでに達成済。 2は韓国が製造に関わった兵器、米海軍の艦艇なども含めてインド太平洋で使わせるなとの話ですが。これ韓国に言っても無駄なのでは……。 3はTHAADミサイルの配備を禁止したのと同じ文脈ですね。タイフォンミサイルシステムはトマホークやSM-6を発射できるようにした車両。これを配備するなと。 4は在韓米軍の「現代化」、つまり韓国国外への運用ができるような柔軟性獲得を阻止せよとの命令。 いわゆる「三不一限」のイ・ジェミョン政権版ですね。 ただし、韓国政府はこの「4要4答はない」としています。 ……んー、微妙なところではあるんですが。 じゃあ、中国政府が今回のイ・ジェミョン訪中でなんらかの条件を突きつけていないかっていったら、絶対にそんなことはないのですよ。 年末、王毅外交部長はチョ・ヒョン外交部長官との電話による外相会談で「共闘」を呼びかけています。 中国、韓国に対日本・台湾で共闘呼びかけ 外相電話協議(日経新聞) このあたりも「条件の突きつけ」なんですよね。 日本に対して歴史問題で共闘すべきだ。台湾問題については「ひとつの中国」原則を堅持しろっていう。 実際になにが突きつけられるかはまだ見えていませんが、台湾メディアはこんな風に言っているってことですね。 三不一限の時よりはよいんじゃないですかね。 あの時は「中国の命令で主権を一部返上せよ」で終わりでしたけども。 今回は「主権の一部を返上するなら、観光客を下賜するぞ」って言っているので、朝貢貿易くらいになっているわけです。 少しランクアップしたとは言えると思います。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国大統領イ・ジェミョン、「韓国はユーラシアの覇者だった」との偽史を信奉か……歴史財団院長に「なぜ桓檀古記を研究しないのか!」と圧力 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…