1. 匿名@ガールズちゃんねる 日本では「つわりは病気ではない」といった言説により、症状を軽視する風潮が根強い。だが、その実態は過酷だ。数カ月間に及んで症状が続けば妊婦の生活の質は著しく下がる。「働く妊婦」が増加する中では休職や退職に追い込まれることもあり、経済的損失は無視できない。 それにもかかわらず、国内で「妊娠時の吐き気、嘔吐」を対象として承認された医薬品はまだない。つわりの際に使われる漢方薬はあるが、独特な風味がネックとなり、服用が難しいケースもある。そのため、食事の仕方を工夫したり、本来つわりは保険適用外の吐き気止めを処方してもらったりして、症状が収まるまで耐え忍ぶしかない。 一方、アメリカや欧州の一部でつわり治療の第一選択薬になっているのがボンジェスタだ。 18年に日本産科婦人科学会は厚生労働省に対し、ボンジェスタの開発企業を公募するよう要望を出した。その後も複数の企業が開発を検討してきたが、今回持田製薬が導入を決めるまで、最終決定に至らなかった。 なぜ、国内での開発に難航したのか。事情は一様ではないが、妊婦を対象にする臨床試験のハードルは高いうえ、採算性の懸念があることは確かだ。 さらに、厚労省に開発を要請した日本産科婦人科学会の中でも、「つわりは病気ではなく、医薬品の適応にはなじまない」とする慎重論があった。 2025/12/30(火) 23:44:15…