
1: 匿名 2025/12/24(水) 19:51:04.96 ID:UHNMUiT29 サンスポ 2025/12/24 12:00 【ノーサイドの精神】全国大学選手権の4強が決まった。来年1月2日に東京・国立競技場で行われる準決勝のカードは、早大-帝京大、明大-京産大となった。 関東対抗戦3校、関西1校ということだが、準々決勝ではちょっとした〝異変〟が起きていた。第53回大会(2016年度)以降、出場14校(21年度は15校)の変則トーナメントで実施され、関東対抗戦、同リーグ戦、関西の各優勝校と、前年の選手権優勝校が所属するリーグの2位が原則、準々決勝が初戦の、いわゆる〝シード校〟となる。今大会は、そのシード校のうち関西覇者の天理大、リーグ戦優勝の東海大、対抗戦2位の筑波大の3校が初戦敗退という、史上初のできごととなった。 天理大の相手は対抗戦3位の早大、東海大の相手は関西2位の京産大、筑波大の相手は対抗戦では勝っていた同4位の帝京大だった。今年の対抗戦は混戦だったが、優勝した明大から4位の帝京大まで、どこが優勝してもおかしくない力を持っていた。それがこの結果に示されたと考えていいだろう。 21、22年度には2年続けて準々決勝で早明が激突し、21年度は早大、22年度は明大と、シードされていた(どちらも対抗戦2位)チームが敗れた。翌23年度からは対抗戦2位と3位が準決勝で当たるように組み合わせが変更されたが、対抗戦の実力伯仲の程度は他のリーグよりも強いといってもいいかもしれない。 ある大学関係者が語っていた。 「近年は各リーグの実力差が少なくなってきたとはいえ、やはり対抗戦の力は頭ひとつ抜けている。特に違うのはディフェンスに対する意識と遂行力」 前回までの61大会で優勝したのべ64校(引き分け両校優勝が3度ある)のうち、対抗戦が47校。ここ6大会連続で対抗戦が制していることからも、この関係者の分析が正しいことを表している。 この大会方式になってから今年で10回目、関東リーグ戦の優勝校はそのうち6度、初戦で敗れている。その敗軍の将が毎年、繰り返すかのように話す言葉が「取り切れなかった」「遂行力がなかった」だった。今回敗れた東海大の木村季由監督は「責任を果たせていない。リーグ戦として受け入れがたい」と猛省した。ちなみにリーグ戦はこれで4大会連続白星なしと、存在感を示せずにいる。 このままではシード校の意味が問われる。大会方式の抜本的な変更が必要になるときも、遠からずくるように思う。(田中浩) 日程・試合結果へ…