
転載元: それでも動く名無し 2025/12/11(木) 22:33:06.85 ID:ak2v0p9w0 来季は中日が台風の目? 先発陣強化に成功で「投手王国復活」期待が FA権保有の柳、松葉が残留 今オフの中日は明るいニュースが多い。FA権を保有して去就が注目されていた柳裕也、松葉貴大が共に残留することが決定。 ドラフトでは1位で中西聖輝(青学大)、2位で櫻井頼之介(東北福祉大)と2人の即戦力右腕の指名に成功した。 また、昨年に西武で28セーブを挙げ、今季はレッズ傘下3Aでプレーしていたアルバート・アブレイユの獲得もスポーツ紙で報じられた。 今年は3年連続最下位から脱出したが、9月に入って19日まで4勝12敗と大きく負け越してCS争いから脱落。借金15で4位に終わった。 戦力整備が最も必要なのが先発陣だった。2ケタ勝利をマークした投手は、11勝と見事に復活した37歳左腕の大野雄大のみ。高橋宏斗は8勝10敗、防御率2.83と能力の高さを考えれば満足できる数字ではない。 その中でFA権を行使すれば他球団が獲得に乗り出すことが予想された柳、松葉の残留は大きい。 柳は右肩のコンディション不良で今年3勝止まりだったが、球団は先発で長年稼働した功労者に誠意を尽くした。9000万円増の年俸2億円+出来高の3年契約を結び、新たな気持ちで巻き返しを図る。 松葉はプロ13年目で初の規定投球回に到達し、23試合登板で7勝11敗、防御率2.72をマーク。今季推定年俸5000万円で人的補償が必要ないCランクだったことからFA市場で注目銘柄だったが、倍増の1億円で複数年契約を結んだ(金額は推定)。 実績十分の投手たちの残留は心強いが、いつまでも中堅、ベテランに頼っていられない。上位浮上を狙うためには若い力の台頭が不可欠となる。 来年がプロ2年目の金丸夢斗は先発で一本立ちすることが求められる。今年は15試合登板で2勝6敗、防御率2.61。白星は伸びなかったが、クォリティースタート(先発投手が6回以上投げて自責点3以内)率は80%と高い数字を記録した。ゲームメーク能力の高さを証明し、2ケタ勝利は実現可能な数字だ。 ドラフトでは大学No.1右腕の呼び声高い中西を一本釣りできた。智弁学園高で3年夏にエースで全国制覇を飾り、青学大に進学後は3年時に春秋のリーグ戦、大学選手権、明治神宮大会を制して大学4冠の立役者になるなど、「勝つ術」を知っている右腕だ。 野球評論家の伊原春樹氏は、週刊ベースボールのコラムで中西を絶賛した上で、来年の中日に期待を込める。 「中西の加入は中日にとって大きなプラスアルファになる。ケガさえなければ開幕先発ローテーション入りは確実だろう。昨年のドラフトでは金丸夢斗をドラフト1位で獲得。金丸は1年目、打線の援護に恵まれずに2勝に終わったが15試合の先発で防御率2.61。来年はもっと勝利を稼げるはずだ。さらに若きエース・高橋宏斗もいる。高橋宏、金丸、中西の若手三羽烏は大いに魅力的だ。井上一樹監督が新たにチームを率いた今季は借金15の4位に終わった中日。ここ10年でBクラスは9度、そのうち5位、最下位が各4度と低迷しているが、戦力は整いつつある。3人の若手投手が先発でチームに勢いを与えれば、来年はファンを最後まで楽しませるシーズンになるのではないかと思う」…