現在、ブラジル全土で最も割合が高い、約11.5%の日系人の人口を誇る街、パラナ州アサイ。サンパウロから南西400キロほどにあるこの街は、1920年代にブラジルに移住した日本人移民によって「アサイランド」として設立されました。もともとの名前はアサヒランド(日出ずる国の意)だったのですが、ASAHIのHはポルトガル語で発音しないため、ASSAI(アサイ)になったと考えられています。なお、過去には綿花生産が非常に盛んで、「白金の都」と呼ばれていたそうです。2018年には、日本移民110周年を記念し、アサイ市はブラジル初の日本式のお城を建設。パラナ州は兵庫県と姉妹提携しているため、「アサイ城」は、姫路城を模した白い城壁が特徴となっています。最盛期には5万3000人の人口がありましたが、現在では1万4000人ほどに減少。それほど大きな都市ではないため、ブラジル国内でも知る人ぞ知る街だったのですが、最近になって、各SNSでその日本的な美しさが反響を呼び、にわかに注目のスポットとなりました。関連投稿には、非常に多くの反応が寄せられていました。その一部をご紹介しますので、ご覧ください。米国「全ての日系人に感謝を!」 戦前に米国の農業を変えた日系人達の貢献に再び脚光…