国民民主党の玉木雄一郎代表は6日、東京都内で街頭演説し、所得税が発生する「年収の壁」の178万円への引き上げやガソリン税の暫定税率の廃止といった手取りを増やす経済政策の実現を訴え、夏の都議選や参院選での支持を呼び掛けた。 玉木氏は、電気自動車(EV)大手の米テスラや中国の比亜迪(BYD)に言及。「テスラやBYDといったEVが出てきている。EVは1滴もガソリンを入れないから、テスラやBYDに乗っている人からガソリン税は取れない」と指摘した。そのうえで、「同じように走れば重量があるから道路を傷める。道路を改修・補修する負担はみんなで分かち合わないといけないが、今の制度のままなら、ガソリンを入れる車に乗っている人だけが負担をすることになる。税の公平性の観点からもおかしい」と述べた。 「50年続いたゾンビのような税制を今の時代に合ったもの変えていきたいし、物価高騰で困っている多くの人がいるなかで、物流コストや物価を下げて暮らしを助けるためにも、ガソリンの暫定税率廃止を速やかに行いたい」と強調した。…