
1: 名無しのがるび 2025/11/30(日) 09:48:50.11 ID:??? TID:gundan 矛盾しているように聞こえるかもしれないが、ロンドン中心部に世界最大のカプセルホテルがオープンした。ピカデリーサーカスに位置する「ゼドウェル」には、1000室もの、防音で窓のない「コクーン(まゆ)」がある。1泊で30ポンド(約6000円)という安さだ。 省スペースで低価格という同様のコンセプトを持つホテルが、向こう数年でロンドンに続々と登場する計画だ。業界関係者は、これをきっかけに、世界的にカプセルホテルがもっと増えるだろうと見ている。 新しく、手ごろな価格で、便利で、楽しい。カプセルホテルの魅力はかなり幅広い。閉所恐怖症の人を除いて、だが。 カプセルホテルは、最も狭義でいうと、あらゆるエリアや設備が共用で、ひとり用のマットレスより少し広い豆のさやのような空間(カプセル)だけがプライベートとなる。そうしたカプセルはたいてい、縦横にずらっと並んでいて、内外から鍵を掛けることができる。カプセル内では通常、充電設備、Wi-Fi接続、照明や空調の調節が可能だ。 心地よい英ヒプノス社のマットレスに、エジプト綿のシーツ、アンビエント照明など、高級志向のカプセルホテルも増えている。 この業態の始まりは、今や象徴的な存在となった「カプセル・イン大阪」だ。1979年に開業、当時の日本で広がっていた「ハードに働き、ハードに遊ぶ」という風潮の中、会社員が疲れを取るために眠る場所を提供した。 カプセルホテルのコンセプトは瞬く間に日本全国の主要都市へ広がり、アジアでも普及した。今では、ベルリンにオーストラリアのブリスベン、アムステルダムにニュージーランドのオークランド、シンガポールに米ハワイのワイキキと、「カプセルホテルはここ10年で急速に広まりました」と、オーストラリアやニュージーランド周辺地域でカプセルホテルブランドの「ライロ」を展開するティム・アルプ氏は話す。 コンセプトの根底にある考え方は、質素なホテルではなく、高級なホステルだ。そのため、18歳から35歳が主な客層となる。手ごろな価格を求める、街の中心部で過ごしたい、そして小さな空間で過ごすことに抵抗がない。 ただし、年齢層は少しずつ上がっている。「私たちのターゲットは25歳から40歳です」と語るのは、英コード・コンセプツ社の創業者で最高経営責任者(CEO)のアンドリュー・ランズバーグ氏。 同社は、2027年、ロンドンのエレファント&キャッスルに568室のカプセルホテルをオープンする準備を進めている。 快適さや清潔さは、価格から想定されるレベルよりもかなり高い。併設するバーやレストランもにぎわっている。性別ごとのエリアがあったり、着替えスペースがある個別のシャワーブースがあったり、セキュリティーも重視されている。 チェックインはアプリで24時間いつでも可能と柔軟な運用で、利便性は申し分ない。 「カプセルホテルは、通常のホテルでは使えないような建物に入れる利点があります」と話すのは、オランダのチェーン「シティハブ」の共同創設者であるセム・スクークス氏。 「シティハブ」はヨーロッパに4カ所あり、新たにロンドンで2カ所をオープンする予定だ。「古い体育館や地下室、倉庫なども活用できます。つまり、宿泊客は、街のまさに中心部に泊まれるということです」 世界最大のカプセルホテルである「ゼドウェル」は、コンセプトの究極の試金石と見られている。ロンドンにおける宿泊料金は、長年にわたって高すぎる状態が続いていると、多くの人が感じている。 「コロナ禍以降、一人旅が増え、うちのお客様の6~7割を占めます」と、アルプ氏は説明する。SNSの影響も無視できない。狭い部屋ではあるが、スマートフォンを使うスペースはあり、目新しさは訴求力を持つ。 都市を楽しむ観光における、考え方の変化もある。どこに泊まるかより、何をするかの優先順位が高まってきているのだ。「要は予算配分の話です」とスクークス氏は言う。 「主に眠るために泊まるホテルよりも、みんな最高の経験にお金をかけたいのです」 なんといっても、価格の手ごろさが魅力だ。アジズ氏はこう語る。「今後の数年で、生活コストが劇的に改善する見込みはほとんどない以上、この先5年から10年で、もし西欧の各大都市にカプセルホテルがある状況にならなかったとしたら、そちらのほうがむしろ驚きです」…