1.5兆ウォンの重イオン加速器、「スクラップ」まで時間の問題……ノーベル賞受賞への夢(東亜サイエンス・朝鮮語) 24日、共に民主党のキム・ソンフェ議員室が基礎科学研究院(IBS)の重イオン加速器研究所から受け取った資料によると、2017年以降、今年まで退職者が24人で、このうち21人が研究職でなんと87.5%を占めた。 技術職は3人、行政職は退社者がいなかった。 大半の研究職が退社しているわけだ。 研究者70人余りのうち、昨年4人に続き、今年3人が退社した。 新政府になって強調されている「科学技術人材育成」と「海外人材誘致」とは別に天文学的な金額が投入された大型科学研究装置の核心研究者が安定的に研究できる方案を用意しなければならないという声が出ている。 RAONのある研究委員は「世界的な水準の加速器でノーベル賞級の研究成果を出すという抱負を持ってきたが、同僚たちが相次いで退社し、新入研究者の入社放棄事例が続き、惨憺たる気持ちと無力感を感じる」として「人材離脱ですでに加速器性能低下がすでに現れており、このままでは今後5〜10年内に運営不能状態に到達できる」と吐露した。 (中略) ラオン人材現況資料によれば退社者は民間企業、他の政府出捐研究機関、米国・ヨーロッパ機関に転職した。 問題は退社した研究者たちが重イオン加速器の主要運営人材だという点だ。 加速器運営核心装置である「極低温システム」専門人材多数、加速装置専門家(勤続年数約12年)、ビーム物理分野専門人材(勤続年数約8年)など多様だ。 副事業団長など主要補職を遂行した研究所の核心人材も民間企業に席を移したことが分かった。 退社者たちは事実上「代替不可」人材だ。 重イオン加速器級の極低温・真空・磁石システムを実際に扱った人材が国内に多くなく、1、2人だけ離脱しても空白を埋めることは難しい。 ある研究者は「重イオン加速器研究分野は製作、維持・運転、実験装置と核物理研究、ビーム物理・統合運営の4種類に分けられるが、すべての分野で人材が抜け出ており、残っている人々まで離職意思を強く表わしている」として「加速器はあるが加速器をまともに扱う人がますます消えている」と話した。 (中略) 勤続年数が長い研究者から新入研究者が明らかにした退社理由は大部分「低い処遇」だ。 構造的問題で重イオン加速器研究職の年俸は約265万ウォン〜2345万ウォン程度が内部行政職に比べても低く策定されていることが分かった。 同一職級・勤続基準で行政技術職より低いということだ。 研究機関で博士級の研究者が行政職より低い年俸を受け取る場合は極めて珍しい。 (中略) 研究者らは、このまま人材流出を放置すれば、重イオン加速器の運営が難しくなりかねないと懸念している。 加速器の運営ノウハウが蒸発しているためだ。 加速器は一種の「超精密生命体」だ。 温度・圧力・超伝導状態はもちろん、電源安定度と駆動過程で発生する微細な振動まで研究者が数年間現場で体得した感覚があってこそ正常な運転が可能だ。 (引用ここまで) えーっと、ここのところ3本目が「えーっと」ではじまっているんですが。 まあ、うん。今日もなんだ、すまない(以下略)。 韓国で重イオン加速器、RAONが稼働してから3年ほどになりますが、これといった成果は出ていません。 このRAONはなんか知らんのですが、「次世代ハイブリッドタイプ」とされています。 「コリアニウム」を見つけるための切り札とされていたものですね。 IF方式とISOL方式の両方を使うことができるとのことで。 ChatGPTによるとIF方式は短寿命の核を生成するのに向いているそうです。理研がニホニウムを発見したRIBFはIF方式だそうで。 どっちも使えるとのことですが、そんな中途半端な構成にしてどうするんだって気もします。門外漢。 折りたたみ型スマホみたいな感じだなぁ。 で、そのRAONが2022年にようやく一部稼働したのですが、翌年には「予算が全額削減された」ことで「電気代も払えない」との状況になって無用の長物に。 そんな中、研究者にまともに給料が払えるわけもなく、続々と離脱中とのこと。 まあ、韓国でこうした先端施設の研究者になれるってことはそれなりに英語も話せるでしょうし、どこ行ったってなんとかなるくらいの気分でしょうよ。 最悪の場合だと公務員であるごみ収集係に応募してお祈りメール出されますけどね。 そもそもRAONが所属しているIBSはイ・ミョンバク元大統領の肝いりで創設された機関で、イ・ミョンバクを蛇蝎のごとく嫌っていたムン・ジェイン政権時代にIBSは冷遇されていたのですよ。 それがそのまま継続しているってだけですね。 イ・ジェミョン政権下でIBSが復権するとも思えないしな……。 これ、めっちゃ面白かったのでおすすめ。わかめちゃんもKEKもピストンリングもリケンはここから生まれたのです。 「科学者の楽園」をつくった男 大河内正敏と理化学研究所 (河出文庫)宮田親平河出書房新社2014-09-05 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 どの国とも関係性を築けず「孤立する韓国」 」となっています。 また、楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…