
1: 名無しダイエット 2025/11/25(火) 11:41:18.88 ID:+N7hM1DR9 オニツカタイガーの爆売れで、売上1兆円を目指すアシックス 一方アシックスは、「オニツカタイガー」ブランドが絶好調です。「スポーツスタイル」と呼ばれる日常用スニーカーやランニングシューズの支持も集め、業績を大幅に伸ばしています。 2025年12月期の年間業績予想では、売上高は8000億円、前期比117.9%、営業利益は1400億円、前期比139.9%、営業利益率17.5%と予想しており、増収増益は確実な見込みです。 この業績を牽引(けんいん)しているのが「オニツカタイガー」です。 2024年12月期の年間売上高は954億円と、直近の5年間で売り上げは2倍になりました。2025年秋冬ミラノファッションウィークでその知名度をさらに高め、2025年7月にはパリのシャンゼリゼ通りに直営店を出店しました。創業者の鬼塚喜八郎氏の名前をルーツとするこのブランドを起点に、アシックスの世界ブランド展開をさらに進め、2030年に全社売上高1兆円を目指しています。 このオニツカタイガーが、2025年になり、さらに売り上げを伸ばしています。下表は2025年第3四半期の売り上げですが、9月までの累計で、すでに2024年12月期年間売上を超えました。1つのブランドで年間1000億円以上の売り上げとなるのは確実で、アシックスの成長の柱となっています。 特筆すべきは、伸び率の高さに加え、売上総利益率が74.9%と、全社のそれを18%以上上回り、営業利益率で39.4%という高い利益率を上げていることです。オニツカタイガーブランドの存在感が、ここにきて際立っています。 では、オニツカタイガーはどこで売れているのでしょうか。 オニツカタイガーは、日本でブランド全体の47%以上を売り上げていますが、実は中華圏での売り上げも伸びており、全体の27%の構成比です。欧州は金額的にはまだ低いものの、伸び率が高く、パリ出店を期に知名度も爆発的に上がっています。 しかし、やはり日本での売上構成比が高く、前期比で177.1%となっています。 日本市場では、どのような売れ方をしているのでしょうか。実際にオニツカタイガーの直営店に足を運んでみたところ、その光景に驚きました。 同社の旗艦店舗の一つ、渋谷公園通り沿いのオニツカタイガー渋谷店の1階には、開店直後にもかかわらず、多くの人が来店。また、2階に上がると、すでにレジを待つ行列ができていました。複数日にわたり店舗を訪れましたが、いずれの日も同様の盛況ぶり。現時点で、世界で一番集客している靴屋といっても過言ではないでしょう。 しかも、驚くべきことに、店内にいたのは筆者以外全て海外からの訪日外国人でした。 実は日本での高い売り上げを支えているのは、こうしたインバウンドの顧客。大阪心斎橋でも同様と考えると、オニツカタイガーは海外の顧客に支えられている日本ブランドともいえます。 筆者も実際に商品を試着したところ、そのデザイン性とフィット感、歩きやすさに驚き、思わず一足購入。この品質で1万5400円という価格は、海外の顧客にとっては割安感が強く、これが連日の盛況を支える大きな要因になっていると感じました。 そもそもこのオニツカタイガーは、1949年に創業者の鬼塚喜八郎氏が創業したスポーツシューズブランドの名前です。1977年にアシックスに改称されて以降、その名前は消えていたものの、ナイキの創業者のフィル・ナイトが、高機能で低価格のオニツカタイガーシューズにほれ込み、販売代理店契約をしたほど、当時から高い商品力を持っていました。 2000年初頭、欧州でレトロファッションの流行の兆しに目をつけた現地法人の社長が2002年にオニツカタイガーを復活させました。2003年の大ヒット映画『キル・ビル』でオニツカタイガーの太極拳シューズをアレンジした「TAI-CHI」を主演女優ユマ・サーマンが履いたことから、ファッショナブルなイメージが定着したとされています。 その後、欧州のファッショニスタの間でオニツカタイガーを履く人が増え、「オニツカタイガー=おしゃれ」というイメージが広がっていきました。 続きはソースでご覧ください…