1: 名無しさん 2025/11/25(火) 09:55:10.17 ID:Zs+5m2vg9 全国で人身被害が相次ぐクマを巡り誤情報などが交流サイト(SNS)上で顕著になっている。目立つのは、深刻な本年度のクマの被害を「マスコミの印象操作」や「メガソーラーが原因」といった別の要素と結びつける「陰謀論」だ。行政も電話対応に追われる中、誤った認識がクマの被害リスクを高める恐れもあると専門家は懸念する。(松島京太) ◆半年分の被害数を1年間の数字と並べて… 「マスコミの報道が今年だけ過熱してないか?」 今月4日、X(旧ツイッター)にこうした文章と、「クマ類による人身被害」と題して年度ごとの被害人数を示すグラフの画像が投稿された。過去に多かった2023年度の被害者数が200人以上とされた一方で、本年度については「9月末時点108人」とある。 クマの「過熱報道」を疑うXの投稿=一部画像処理 グラフは「Yahoo!ニュース」からの転載とみられ、よく読めば本年度は9月末時点の半年間の数値であるのに対し、他の年度は1年間の数値とわかるが、一見すると本年度は少ないようにもとれる。この投稿は91万回以上閲覧された。「過激な報道には意図がある」「中国人に狩猟免許与えたいがための印象操作」などと、マスコミ批判につなげるようなコメントも相次いだ。 環境省の発表によると、本年度の10月末時点のクマによる被害人数は197人で、過去最多だった2023年度の同時期の182人を上回るペースだ。死者数でみても本年度は11月までに過去最多の13人に上った。 クマを巡る報道が「過熱」かどうかは、議論が分かれるだろうが、被害人数が少なく見えるグラフの用い方と合わせ、誤解を招きやすい投稿ではある。…