1: 名無しのがるび 2025/11/24(月) 09:29:03.55 ID:u0KQL1Ua0● BE:662593167-2BP(2000) 高市首相の最大の問題点は、自民党の2つの柱のうちで、バランスや現実主義を無視し、イデオロギー色だけを振りかざしている点である。彼女は、9月の自民党総裁選の時から、最も熱心な高市支持者を喜ばせるために、排外主義をあおるような発言を繰り返してきた。今回の台湾有事に関する発言もその延長線上にある。日本の国会審議において、野党側は事前に重要な質問項目を政府側に伝え、政府中枢では担当官僚が集まって、従来の政府の方針や国会答弁などを踏まえて、答弁原稿を用意する。政治家の個性がされるという批判もあるが、重要政策に関する継続性はこれで担保される。 しかし、首相はそれをあえて無視したと思われる。先に引用した答弁の中で「戦艦」という言葉が使われているのがその証拠である。中国海軍は戦艦を保有しておらず、防衛省から出向している首相秘書官が答弁原稿を書くときにそのような間違いをするはずはない。首相は軍艦のつもりで戦艦という言葉を使ったのであろう。国の重要方針は、国会における十分な議論や選挙における国民の意思表示を経て変更すべきであって、首相の短慮で変えるべきではない。 さらに大きな問題は、世論調査で内閣支持率が約70%と、極めて高い水準を続けている点である。多くの国民は、首相が緊張をあおることの危険を的確に理解していないと言わざるを得ない。他国に対して武力行使をいとわないと威勢の良いことを言う政治家が国を亡ぼすという失敗を、戦後80年の今、繰り返してはならない。…