1: ぐれ ★ eKyZCxmh9 2025-11-23 14:05:58 ※11/23(日) 9:30 産経ニュース かつて「ブルートレイン」と呼ばれ、日本各地の交通網を支えた夜行(寝台)列車が復活の兆しをみせている。JR西日本が令和2年に関西と山陰を結ぶ新たな夜行列車の運行を開始したところ、ほぼ満席が続く人気ぶり。JR東日本も9年春から首都圏と北東北を結ぶ新たな夜行列車を運行する。インバウンド増加に伴い、宿泊料金が高騰する中、宿泊と移動を兼ね、夜の旅情も味わえる夜行列車の良さが見直されている。 金曜の夜出発…12時間の鉄道の旅へ 3連休前日の21日午後9時過ぎのJR京都駅。普段は京阪神地域の行き先が表示される案内板に下関の文字が光った。ホームにJR西の夜行列車「ウエストエクスプレス銀河」が到着すると、観光客らしき若者や家族連れなど多くの人が乗り込み、約12時間半の鉄道の旅を楽しんだ。 JR西は新型コロナウイルス禍の2年、旧型車両を改造した銀河を一度は廃止した関西と伊勢・中国方面で復活。今月は京都から大阪駅を通り、山口県の下関駅間を週に数往復している。座席の料金は約1万2900円からで、観光需要の回復で人気が高まり、平日でも満席の日が続く。 JR東日本も今年6月、新たな夜行列車を運行する計画を発表。外観はかつての寝台列車「ブルートレイン」をイメージした。 衰退と復活の要因は これまで夜行列車が衰退していった理由について、鉄道アナリストの川島令三(りょうぞう)さんは、新幹線や航空機、夜行バスとの価格競争で需要が低下したとする。国鉄の分割民営化で夜行列車の運行利益が路線を持つJR各社に分配され、収益性が低下したことも要因という。 実際、夜行列車の停車駅では深夜に駅員を配置するなど負担も大きい。唯一残る定期運行の夜行列車は東京駅と高松駅、東京と島根県の出雲市駅をそれぞれ結ぶ「サンライズ瀬戸・出雲」のみとなっていた。 夜行列車が再び脚光を浴びているのはなぜか。 川島さんは「需要が昔と変わり、ビジネスよりも観光目的の利用が増えているためではないか」と指摘する。 「サンライズ」にはカーペットが敷かれている座席スペースがあるほか、鍵付きの個室も1編成に約120室ある。料金は約1万6千円から約3万円など座席や個室のクラスに応じて変わるが、こうした宿泊しながら移動を楽しめる夜行列車そのものが非日常な体験として若者を中心に受けているという。 続きは↓ 夜の旅情を求めブルートレイン再び 復活する夜行列車 宿泊料高騰のなか若者らで連日満席…