1: 冬月記者 ★ e9munDb79 2025-11-17 01:18:33 「女子シャワー室で下の隙間からスマホが…」性犯罪も直面 ビーチバレー盗撮問題の今、拭えぬ「ビキニ」の印象に葛藤も スマートフォンが普及し、SNSが発達した現代。選手とファンの距離が縮まり、スポーツ観戦の形が多様化する一方で、課題もある。 肌の露出が多い水着でプレーするビーチバレーは、試合会場で盗撮被害も発生している。 これまでも女性アスリートが抱える問題を取材してきた「THE ANSWER」は“ビーチバレー界の今”に迫った。盗撮問題の現状、「ビーチバレー=ビキニ」という根強い印象により、選手が抱える葛藤とは。 現役選手・関口希望へのインタビューで掘り下げた。( 「試合後に更衣室のシャワー中に、スマートフォンを下(足元)の隙間から入れられていて……。『撮影されてる!』ってなって。友達と2人でその男を取り押さえて、一緒に警察に行ったことがありました」 そう話すのはビーチバレーの関口希望。 中学時代はバレーボール部に所属したが、高校、大学では陸上のやり投げ選手として活躍。大学3、4年時には日本インカレに出場した。 27歳でビーチバレーを始め、現在はフルタイムで働きながら、日本最高峰の「ジャパンビーチバレーボールツアー」の表彰台を目指している。異色のキャリアを歩む中で、ビーチバレー界の切実な課題に直面してきた。 大会は無料で観戦できることが多い。インドアバレーより選手との距離感が近いことでダイナミックなプレーを間近で見られ、試合後は写真撮影などのファンサービスも気軽に受けられる。 関口が「朝からビールを片手に観戦するファンの方もいる」と話すように、海辺で開催される大会が多いだけに、レジャーとしての一面も持つ魅力あるスポーツだ。 一方、ビキニでプレーする選手が多く、肌の露出が多いことも事実。大会は原則、メディアや主催者の許可を受けた人以外の撮影は禁止されているが、関口もサーブで客席に近づいた際、観客に不自然にスマホを向けられ、“隠し撮り”を疑う場面に遭遇することもあった。 そして、冒頭で明かした競技会場における更衣室の盗撮など、性犯罪にまで直面した。 「正直、悲しいというのが一番。最初は違った目的でも、観ているうちにビーチバレーの魅力を知ってくれる人がいれば良いのかなとも思うけど、多分いないと思うので。盗撮されることも、純粋な気持ちで応援されないこともネガティブな感情しか出てこないですね」 多くの観客はマナーを守って観戦しているものの、本質とは異なる一部の観客の存在に本音を明かす。 近年、度々耳にするようになった女性アスリートのユニホーム問題。ビーチバレーも昨夏のパリ五輪ではビキニ以外も着用可能に。 昨年のルール変更で、上はタンクトップ、下は長めのスパッツなどの選択ができるようになった。 それでも、選手がビキニを選ぶことには「涼しい」「熱がこもらない」などとパフォーマンス向上へ直結する理由があるという。 関口は「私はどっちでも良いタイプなので、ペア(の選手の意向)に合わせる」と話すが、こだわりを持つ選手も多い。 また、ビーチバレー選手のお金事情も切実。スポンサー収入や賞金で活動できるのは「ランキングでトップ10の人くらい」と実情を明かす。「ビーチバレー=ビキニ」の印象が先行するがゆえに抱える葛藤もある。 「スポンサーさん向けの資料でも、ビキニの写真の方が引きはあるのかなと思います。正直、めちゃくちゃ難しい」。 ビキニとタンクトップの選手が対戦した試合を紹介したSNSに「やっぱりビキニだよね」といったコメントがあふれる現実に、世間の認識を痛感する。 続きはリンク先…