「“脳みそ”を喰らう姿を見たら、甘い考えは吹き飛ぶよ」殺人クマと対峙した猟師の不満、国と現場の《あまりに大きな温度差》 「獣の本能を軽く見過ぎなんだよ」 熊は子供のうちは可愛い。白目をクリクリさせて左右に体を揺すりながら歩く姿からは害獣とは思えないことも分かる。しかし、成獣になれば場合によっては人間も飼い犬も作物も全て餌になる。 (中略) 熊に襲われた動物は、まず動きを止められてから、まだ呼吸して生きているまま腹を破られて内臓から食べられる。それから頭蓋骨を割って脳みそを食べる。肉は少し腐らせてからゆっくり食べる。獣の本能というのはそんなものだ。以前、八幡平(岩手県)の熊牧場で飼育しているヒグマに人間が喰い殺された事件があっただろう。経営状態も悪化し、働き手が最低限しかおらず、餌もギリギリしか与えられない飢餓状態に陥っていたクマが雪の壁を伝わって脱走した。 そのことを知らない女性従業員達がバケツに餌を入れて持ってきたところを襲われた。身体よりも大きなヒグマに襲われる。その時の彼女達の恐怖を想像してみたことあるか。経営管理のできない人間が悪いのは間違いないが、獣の本能を軽く見過ぎなんだ。 連絡を受けて最初に到着した消防と猟師は生きたままヒグマに喰われている女性の姿を間近に見ているんだよ。よほど腹を空かしていたんだろう、ヒグマは女性の体から溢れた血液も残さずに食い尽くした。血の跡など何も残さなかった。ヒグマは雪の上に溢れていた赤い血液も雪ごと喰ったんだ。それだけ腹を減らしていたんだよ。(全文・続きはソースにて)…