
1: 名無し@サカサカ10 2025/06/13(金) 10:52:39.32 大役続きの至宝を〝忖度なし〟にジャッジだ。サッカー日本代表は10日、北中米W杯アジア最終予選インドネシア戦(パナスタ)で6―0と大勝した。A代表として10番を背負って初先発のMF久保建英(24=レアル・ソシエダード)は、キャプテンマークまで巻いて奮闘。1ゴール2アシストとエースストライカーとしての役割まで果たす〝三刀流〟の活躍で、圧勝劇を演出した。久保フィーバーが高まる中、元日本代表FW武田修宏氏(58=本紙評論家)は、その現状を冷静に分析した。 まさに〝タケ劇場〟だった。主将のMF遠藤航(リバプール)が先発したにもかかわらず、ゲームキャプテンを任された10番は、1―0の前半19分、自身がキッカーとなった左CKを起点に、こぼれ球を右足で蹴り込んで追加点をゲット。また、前半アディショナルタイムにはMF鎌田大地(クリスタルパレス)、後半13分にはFW町野修斗(キール)の得点をお膳立てした。 久保は「(森保一監督から)シンプルに『今日ゲームキャプテンを任せていいか?』って言われて『はい』という感じ。信頼に応えたかったのと、負けたらやばいと思った」と安堵の表情。遠藤は至宝の腕章姿に「まだ似合ってないかな」と冗談を交えてツッコミを入れた一方、「個人の良さを出しながら素晴らしいパフォーマンスだった」と絶賛した。 そんな久保について武田氏は「10番をつけて、ゲームキャプテンを任されてリーダーシップも発揮していた。ただ、久保はアジアレベルの中ではうまい選手だけど、欧州でもっと上を目指していかないといけない」とさらなる精進を求めた。 まだ物足りなさを感じているからこそ、W杯を見据えたベストメンバーに関しては「久保は先発で出られないと思うよ。久保より堂安(律=フライブルク)になるんじゃないか。守備を考えると2番手かな」。堂安が右ウイングバックに回ることで、右シャドーの久保と同時起用も実現しているが、前線のポジション争いで比べると現時点では本家の10番に軍配が上がると武田氏はみる。つまり、久保は〝控え〟扱いというわけだ。 今回の活動で10番やゲームキャプテンという大役を任せたのは、久保が抱える課題克服を促進する森保監督の狙いがあるという。武田氏は「チームに対する責任感だったり、守備の意識をより強くさせる意味があると思う」と解説した。 本人もその意図をくみ取ったのか、試合後に「いつもキャプテンマークを巻いている遠藤選手が、球際のところだったり、ネガティブトランジションのところでしっかりしたものを見せてくれているので、遠藤選手になったつもりで、切り替えのところを誰よりも早くやろうと意識した」と振り返っていた。 最終予選が終わり、米国、メキシコという強豪と対戦する9月の米国遠征から、北中米W杯へ向けた本格的な準備が始まる。久保はどこまで成長し、大舞台にどのような形でたどり着くのか。…