1 名前:ぐれ ★:2025/10/26(日) 14:23:38.72 ID:krA9vUue9.net ※10/26(日) 9:40 ENCOUNT 全国各地でクマによる被害が相次いでいる。今年度のクマ被害による死者数は全国で8人(22日時点)と、統計を取り始めた2006年以降で過去最悪に。人を食べる目的で襲った食害のケースも複数報告されている。さらに深刻な問題となっているのが、各地で進む猟友会の高齢化や、駆除に対する他地域からの苛烈なクレームだ。この先、クマ生息地域の人々の暮らしはどうなってしまうのか。全国で最も被害が多い秋田県で50年以上にわたりクマ猟に従事、これまでに500頭以上のクマを仕留めてきた百戦錬磨のベテランハンターが、「絶対匿名」を条件に重い口を開いた。(取材・文=佐藤佑輔) 「今まで取材は全部お断りしてきたんだ。絶対に顔も名前も出すなよ。もし出したりしたら本気で訴えるからな」 そうすごむのは、秋田県内のとある猟友会で会長を務める74歳の男性。祖父の代から親子4代にわたるハンター家系の3代目で、初めてクマを仕留めたのは22歳のとき。以来50年以上にわたり、県内でも特にクマの影が濃い山間部の集落で猟を続けてきた。「昨日も2つ、一昨日は1匹やってきた。今年は26~27頭はやったかな。今までに仕留めた数? いちいち覚えてられねえべ。500~1000の間くらいでねえが」。高齢となった今も各所に仕掛けた箱わな(クマを捕らえる金属製のおり)の見回りが大切な日課のひとつだという。 男性が“絶対匿名”を取材条件に掲げるのには、ある苦い理由がある。鹿角市で2016年に発生し、4人の死者を出した戦後最悪の獣害事件「十和利山クマ襲撃事件」の記憶だ。重軽傷者多数、日を追うごとに犠牲者が増え、事件のあった山一帯は立ち入り禁止に。駆除作業にあたったのは、男性もよく知る盟友のハンターだった。 「約1か月あまりにわたって相次いで人が襲われて、そこら中に食い荒らされた遺体が散乱して、それはもうひどいもんだった。マスコミの取材攻勢も過熱してね。当時の地元猟友会のハンターがようやく加害グマを仕留めたんだが、テレビ局が撃つ瞬間を望遠カメラ撮ってて、顔と名前が割れたその人の自宅に抗議の電話が殺到したんだ。かわいそうに、奥さんはノイローゼになっちゃって……。抗議する方もする方だけど、マスコミもマスコミだよ。あのときから俺は、絶対に取材は受けないと決めたんだ」 今回、重い口を開いた背景には、増え続けるクマとは裏腹に進む、深刻な後継者不足の問題がある。男性がハンターになった50年前、地元猟友会には120人を超えるハンターが在籍していた。今では自身と40代の息子を含め、わずか4人。猟友会の高齢化には、構造的な問題もあるという。 続きは↓ 戦後最悪のクマ事件、惨劇の終焉がテレビカメラで…功労者ハンターを襲った抗議の嵐「奥さんはノイローゼに…」 引用元:…