飲み物は「水、お茶、無糖コーヒー」に限定すべき…肝臓外科医が警告する「甘い飲み物」と「脂肪肝」の怖い関係 「脂肪肝」の原因はお酒の飲みすぎとは限らない。肝臓外科医の尾形哲さんは、「お酒を飲まないにもかかわらず発症する『非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)』は約2,000万人。甘いものをとれば、確実に肝臓が蝕まれることを知ってほしい」という――。 ※本稿は、尾形哲『肝臓から脂肪を落とす お酒と甘いものを一生楽しめる飲み方、食べ方』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。 ■日本の成人の3人に1人は脂肪肝 C型肝炎治療の劇的な進歩によってウイルス性肝炎による肝硬変の割合が減少する一方で、 肥満や糖尿病などの代謝性疾患による「脂肪肝」が増えています。 特にお酒を飲まないにもかかわらず発症する脂肪肝を「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」といい、その数はなんと約2,000万人。 成人の3人に1人が脂肪肝だといわれる、もはや「国民病」です。糖尿病は予備軍を含めて約2,050万人といわれ、それに匹敵する数です。 両方を併発している人も少なくありません。 肝臓は、アルコールの分解を筆頭に、有害物質の解毒やタンパク質の合成など、体内で数々の働きを担う臓器。肝臓を悪くするのは、お酒を大量に飲む人というイメージがありますが(これはもちろん本当です!)、「お酒を飲まないから関係ない」ともいえません。 その原因は“糖質の摂りすぎ”にあります。全文・続きはソースにて…