
1: ぐれ ★ 2025/10/19(日) 13:14:17.47 ID:fRXUtLbx9 10/19(日) 9:30 AERA DIGITAL クマに襲われて死亡した人が、今年度は過去最悪の8人となった(10月17日時点)。専門家が指摘するのは、被害の「連鎖」だ。人間の味を覚えたクマを放置すれば、重大な人身被害が続く可能性がある、と指摘する。 * * * ■専門家も「見たことがない」攻撃性の高さ クマのあまりに攻撃的な襲撃が相次いでいる。今年7月から10月かけて岩手県北上市和賀町では3人がクマに襲われて亡くなった。クマを研究して半世紀になる日本ツキノワグマ研究所代表の米田一彦さんでさえも、「これほどの事例は見たことがない」というほど、攻撃性が高いクマだという。 7月4日、和賀町の住宅で、この家に住む高齢の女性が居間で血を流し倒れているのを、訪れた息子が見つけた。遺体の全身には多数の傷痕があった。室内にはクマと見られる足跡が残されていた。屋内にいたにもかかわらず、侵入したクマに襲われたとみられる。 クマが家の中まで押し入り人を死にいたらしめたケースは、史上最悪のクマ被害として知られる1915年の「三毛別ヒグマ事件」(現・北海道苫前町、死者7人、負傷者3人)くらいで、ほとんど例がないという。 ■胴体から離れた場所に頭部 7月11日、同町内でクマが駆除され、DNA解析の結果、高齢女性に加害したクマと同一個体であることが判明した。 住民は安どした。だが、「攻撃的なクマ」による被害はこれで終わりではなかった。 10月8日、被害女性の自宅から南へ約7キロ離れた山林で、損傷の激しい性別不明の遺体が見つかったのだ。前日からキノコ採りに出かけて行方不明になっていた高齢男性だった。 報道によると、「胴体からやや離れた位置に頭部が転がっていた」という。腹部には多くの爪痕があり、四肢も一部欠損していた。 「大きなオスグマの一撃を受けて、頭蓋骨に穴が開いてしまうことはあります。だが、頭が胴体からとれるケースを聞いたのは初めて。遺体がバラバラになるほどの損傷は、複数のクマが関与した可能性があります」(米田さん) ■クマは「エサ」と見なした遺体に執着 10月16日には、高齢男性の発見現場から東へ約2キロ離れた瀬美温泉で、60代の男性従業員が行方不明になった。翌朝、近くの山林で遺体が発見された。そばにいたクマはその場で駆除された。遺体はひどく損傷し、一部がなくなっていたという。 「クマは遺体を『エサ』とみなすと、それに執着する習性があります。だから捜索隊が近づいても遺体から離れなかったのでしょう」(同) 今後、駆除されたクマのDNA解析が行われ、10日前に高齢男性を襲ったクマと同一個体なのか、調べられる。米田さんは、こう話す。 「7月4日に高齢女性を襲ったクマとの関係も明らかにしてほしい。同様の性質を受け継いだ血縁関係のあるクマである可能性があります」 続きは↓ ツキノワグマ襲撃による死亡事件「攻撃性の高さ」に専門家も驚愕 「人食いグマ」の連鎖を止めるには…