韓国の金持ち「移民」がこんなに多いとは…···「世界4位」赤信号が点いた(韓国経済新聞・朝鮮語) 21日、グローバル投資移民コンサルティング会社「ヘンリー·アンド·パートナーズが最近出した『2025年富の移動』報告書によると、今年流動性投資資産100万ドル以上を保有した高額資産家(High-Net-WorthIndividual·HNWI)14万2000人が居住地を移す見通しだ。 関連統計の集計以来、史上最高値だ。 2023年12万人、2024年13万4000人など移動規模が最近増加傾向を示した。 (中略) 今年、韓国の高額資産家(HNWI)の純流出予想規模は2400人だ。 昨年に比べて2倍増えた。 これは英国、中国、インドに次いで世界4位の水準だ。 高額資産家(HNWI)の離脱は、投資資本の減少、高級人材の流出、そして長期的な税収基盤の蚕食につながりかねないという指摘だ。 韓国の資本流出を加速する原因の一つは相続·贈与税負担が挙げられる。 韓国は現行の法定最高相続税率50%だ。 日本(55%)に次いで経済協力開発機構(OECD)で2番目に高い。 このような税金負担のため、三星(サムスン)、現代(ヒョンデ)自動車など国内大企業のトップ一家も相続税納付に数兆ウォン台の現金を用意するのに苦労してきた。 米国金融会社「エクイティーズファースト」は「高い相続税率はさらに多くの富裕な韓国人が移民をして資産を海外に移すよう誘導する要因になりうる」と指摘した。 米国資産運用会社「シーフェアラーファンズ」も「韓国の大株主に対する過度な課税が企業価値および支配構造改善インセンティブと相反する『コリアディスカウント』の原因になる」と分析した。 (引用ここまで) 何度か語られている「韓国から流出する富裕層」。 世界的な傾向として、富裕層の移民が多くなっています。 今年、6月に発表されたヘンリー&パートナーズのレポートによると、イギリスからは1万6500人が離脱するとされています。 以下、中国(7800人)、インド(3500人)、韓国(2400人)、ブラジル(1200人)が流出トップ5。 富裕層が流入にしているのがUAE(9800人)、アメリカ(7500人)、イタリア(3600人)、ポルトガル(1400人)、ギリシャ(1200人)といったところ。 日本は600人規模の流入。 イギリスからの流出先はEUが多いとのことで、イタリア、ポルトガル、ギリシャといった南ヨーロッパが候補になっているのなんとなく分かりますね。 イギリスにはちょっとだけ滞在したことがあるのですが、ホントにあの国の天候的などんよりさ具合はすごいですから。 さて、この韓国経済の記事では「相続税が高いからだ!」としていますが、韓国以上に相続税が高い日本には流入しているのですから原因はそれだけじゃないよなぁ。 大元のレポートには韓国についての言及はそこまでないのですが、政治的不安定さを嫌ってとの記述があります。 ……まあねぇ。 しかも、現在の大統領は金持ち大嫌いのイ・ジェミョン。 どんな経済的な規制が敷かれるか分かったもんじゃない。 あと子育て環境。世界のトップを突き進むほどの少子化の進んでいる韓国ではありますが、高所得者層ではきっちり子供を産んでいることが多いのです。 で、直面するのが「韓国で子育てするべきか?」って根本問題。 「自分は成功できたけど、子供はできるのか?」っていうね。 チョ・グクが実刑食らったのって要するに「子供の頭のよさがそこまででもなかったので親が違法にフォローした」ことが原因ですから。 勉強で上位10%に入れなければ、そうせざるを得ないのが「韓国の子育て環境」ですから。 そりゃまあ、流出するよなぁ。単純にお金の問題ではないって感じますわ。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 じわりと反米感情を顕わにするイ・ジェミョン。その「自主国防」という言葉が意味するものとは? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…